• かなざわしりつきびきのしょうがっこう
  • 金沢市立木曳野小学校

  • Kanazawa Municipal Kibikino Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野登録なし

所在地 〒920-0339 石川県金沢市木曳野1丁目1番地
電話番号 076-268-7332
ホームページ http://cms.kanazawa-city.ed.jp/kibikino-e/
加盟年 2018

2023年度活動報告

活動分野

世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費

本校は全校集会や放送等も活用して、「世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等」「平和」「人権」「持続可能な生産と消費」の分野を取り上げて学習した。本年度は、5年生の取り組みを中心に報告する。5年生は「加賀野菜の魅力」をテーマに取り組んだ。SDGsの⑮「陸の豊かさも守ろう」とも関連付け、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野の「2.持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」を中心として、「地域の魅力を分かりやすく伝える力」の育成を目標とした。この取り組みにあたり、主に3つの活動を行った。

1つ目は児童が加賀野菜の魅力に気づくことである。児童それぞれが調べたい加賀野菜を選び、特徴や歴史、名前の由来、旬の時期等をパンフレットやインターネットを使って調べた。調べたことをスライドにまとめ、学級内で共有したことでより多くの野菜の魅力を学んだ。

2つ目は実際に加賀野菜づくりを体験した。地域の農家の方々にお手伝いしていただきながら、学校の畑で大徳金時を育てた。掘る際は本校の全児童が参加し、各家庭に持ち帰り、大徳金時を味わった。

3つ目は加賀野菜の魅力を伝えるために、育てた大徳金時をバザーで販売したり、東北の2つの小学校へ送ったりした。バザーでは地域の方々に立派な大徳金時を喜んでもらえた。東北の小学校では給食でも出され、甘くておいしいと嬉しい感想をもらった。さらに加賀野菜の魅力を広めるために加賀野菜クイズを作成し、学校行事や東北の小学校とのオンライン交流で披露した。より多くの人に加賀野菜の特徴等を伝え、魅力を広めることができた。

振り返りでは、加賀野菜の魅力に気付き、広めることができたという児童が多くいた。またより多くの人に広めるために、クイズ以外でも取り組むことが大切だと考える児童や、自分たちの活動内容を家族や地域の方々に伝えていきたいと考える児童もいた。

以上の活動を通して、児童は加賀野菜の魅力に気づくことができ、広めることができた。その過程で、どうすればより分かりやすく、楽しく伝えることができるのかを児童自身が考え、取り組んだことで「地域の魅力を分かりやすく伝える力」を育成することができたと考える。

来年度の活動計画

本校では、総合的な学習の時間において、金沢の伝統について学ぶ。百万石まつりの内容や歴史等について調べる。また氷室まんじゅうや和菓子等も取り扱い、金沢の食文化にも触れる。5年生は本年度の活動内容にも記述したように、加賀野菜について学習する。「持続可能な生産と消費」と合わせて「食育」も意識して取り組んでいきたいと考える。さらに学校全体としての取り組みとしては、夏に平和について考える時間を設け、12月には人権について取り上げる。また来年度でどの分野を重点的に取り組んでいくかを考えていきたい。

過去の活動報告