• みやぎけんけせんぬまこうとうがっこう
  • 宮城県気仙沼高等学校

  • Miyagi Prefecture Kesennuma High School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野海洋, 減災・防災, エネルギー, 国際理解, その他の関連分野

所在地 〒988-0051 宮城県気仙沼市常楽130
電話番号 0226-24-3400
ホームページ https://kesennuma-h.myswan.ed.jp/
加盟年 2008

2023年度活動報告

活動分野

海洋, 減災・防災, エネルギー, 国際理解, その他の関連分野

本校は,「グローバルな視点を持って地域社会の創造に貢献する志と実践力を兼ね備えた人材育成~実感を伴い,行動につなげるESD計画の開発を目指して~」を活動テーマとして取り組んでいる。本校での学びが小中学校と取り組む「地域と連携したESD」の最終段階となることを意識し,①探究型学習,②地域連携学習,③国際理解学習を通して,知識・技能に支えられた思考力,コミュニケーション力,多様性・協働性・行動力を育成する。これらの資質・能力をグローバルリテラシー(以下GL)とし,自らの進路を探究的に学ぶ「志教育」へと結びつけることで,持続可能な社会を創造する志と実践力を兼ね備えた人材育成を目標とする。

①地域と連携した学びの最終段階を意識した探究型学習
学校設定科目「地域社会研究(1年)」「課題研究(2年)」「総合的な探究の時間(3年)」を中心とした探究型学習では,対話的・主体的に研究しつつ,地域課題で実感を持って学び,GLの育成を目指している。また,昨年度から「防災・減災」を軸に,探究型学習と教科指導をリンクさせたカリキュラムマネジメントにも取り組んでいる。

②学びを行動につなげる地域連携学習
1年生のフィールドワークでは,市役所や地元の企業・NPO法人等を訪問し,海洋と復興まちづくりについて課題を発見して解決に向かう形式としている。成果発表会では,ポスターセッションで生徒間,地域間のつながりで議論できる場もある。また,行政や消防と連携した防災学習,小中学生との交流でESD活動を共有している。

③グローバルな視点から課題解決を考える国際理解学習
海外交流では,4年振りに2学年希望者対象で台湾研修を実施した。台湾の北門高級中学との交流,台北・台南フィールドワークを実施し,異文化への理解を深めた。また,全国高校生フォーラムでの英語発表,県事業の英会話講座等を通して,グローバルな視点で考える英語運用能力の育成に取り組んだ。

来年度の活動計画

これまでの取り組みから,以下の2点を充実させたい。

1つ目は,交流・連携について,令和5年度に訪問実施することができた台湾との海外交流を,継続実施していきたい。これまでは,訪問実施であったが有意義な相互交流につながるように,調整していきたい。また,まずは市内・国内のユネスコスクールとの連携構築に取り組み,児童生徒同士の学びのつながりを充実させ,グローバルな視野を広げていきたい。

2つ目は,防災学習について,東日本大震災の経験,能登半島地震の現状を踏まえた主体的な防災学習を発展させたい。発災時の思考力・対応力の向上を図るとともに,関係機関との連携を図り,防災学習の成果を多く発信していきたい。伝承施設,校内職員,大学教員,防災士等の様々な視点から学ぶ機会を継続し,防災・減災研究を,「世界津波の日」高校生サミットでの発表を目標にしたい。震災経験を前向きに捉え,未来社会を創造する学びにつなげていきたい。

過去の活動報告