• けせんぬましりつけせんぬましょうがっこう
  • 気仙沼市立気仙沼小学校

  • Kesennuma Municipal Kesennuma Elementary School
  • 種別 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 持続可能な生産と消費

所在地 〒988-0073 宮城県気仙沼市笹が陣3-1
電話番号 0226-22-6966
ホームページ http://www.kesennuma.ed.jp/kesennuma-syou/index.php?page_id=0
加盟年 2009

2023年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 持続可能な生産と消費, 食育

本校は,「持続可能な社会の実現に向けて,自然との触れ合いや体験を通して感受性を高め,身近な環境から課題を見付け,探究しようとする児童を育てること」をESDのテーマとして捉えている。実践を通して「環境とそれに関わる問題を自覚し,自然のすばらしさを五感で感じ取ったり,自分と環境との関わりに気付いたりする力」の育成を目標とした。具体的には環境学習を柱に,①海洋に関わる学習,②将来に向けての創造的な取組に関わる学習,③国際理解に関わる学習を行った。

① 海洋に関わる学習
国語科や生活科,社会科,理科,総合的な学習の時間を中心に,教科・領域を横断して海洋教育に取り組み,身近な環境から課題を見付け,探究しようとする児童を育てることを目指した。地域の海と関わる人との交流や意見交換を重視して学習活動に取り組んだ。
第5学年では,総合的な学習の時間を中心に「海と人の共生について考えよう」をテーマに,水産業に関する職場見学や体験などの校外学習を通して地域の海に目を向けさせ,海と生活の結び付きについて学んだ。また,海と人との関係性を構築し,持続的にその関係を充実させていくために必要なことを考えた。

② 将来に向けての創造的な取組に関わる学習
第6学年では,これまでに学んできたことを多面的・多角的に見つめ直し,「海と生きる」を復興のスローガンに掲げる気仙沼市において,自分たちにできることを考えて発信する活動に取り組んだ。昔の気仙沼や震災からの復興過程について精通している方に話を聞いたり,地域で働く方々にインタビューを行ったりする学習を通して,気仙沼に対する魅力に気付き,それらを多くの人々に発信したいという意欲を高めた。2月には,東京都江戸川区の鹿骨東小学校の6学年とオンライン交流を行う予定である。

③ 国際理解に関わる学習
第5・6学年の総合的な学習の時間では,児童が広い視野を持って異文化を理解するとともに,多様な文化を尊重する態度や異文化の人々と共に生きていく資質や能力を育成することを目標に,インドネシアで働く方や小学生などと交流を行っている。交流を通して,インドネシアに対する関心を高め,インドネシアのよさや自然の生活の違いに気付くなど,異文化への理解を深めることができた。2月には,インドネシアの小学生とオンライン交流を行う予定である。

来年度の活動計画

令和6年度も,今年度の活動を継続し,「海洋に関わる学習」「将来に向けての創造的な取組に関わる学習」「国際理解に関わる学習」に関する各活動をより充実した学びへと発展させていきたい。特に,国語科や生活科,社会科,理科,総合的な学習の時間を横断し,地域の海に目を向けたESDを全校で推進する。また,今年度のESDの成果や課題からESDの単元計画を見直し,来年度の活動に生かしていく。さらに,海洋に関わる学習を中心に,鹿骨東小学校やインドネシアの小学校と取組を共有し,授業実践の質の向上を図っていきたい。

過去の活動報告