• かわさきしりつたちばなこうとうがっこう
  • 川崎市立橘高等学校〔キャンディデート校〕

  • Kawasaki Municipal Tachibana High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

所在地 〒211-0012 川崎市中原区中丸子562
電話番号 044-411-2640
ホームページ https://kawasaki-edu.jp/5/tachibana-highschool-zen/
加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

本校では「豊かな心で社会貢献できる人材の育成」を中期経営目標の1つに掲げています。ユネスコスクールの活動を本校におけるESDの推進機会と捉えています。そして、ユネスコスクールの活動の実践を通じてESDの3分野を実現することを目的としました。

具体的には、以下の3つを柱にした教育実践に継続して取り組んでいます。

①平和学習を通じた平和を希求する人材の育成

→2学年普通科による沖縄修学旅行の事前・事後における平和学習を通じて、目標の具現化に取り組みました。平和学習を足がかりに、地理・歴史・文化等にも広がりを見せ、生徒の探究心を高めることができました。クラス内でグループごとにテーマを設定し、探究した成果をクラス内で共有しました。その中でも特に優れたものは、学年全体でも成果発表の機会を設定し、学年全体で成果を共有しました。

(SDGs⑬⑭⑮⑯に関連)

②持続可能な社会の構築に寄与するための教育

→総合的な探究の時間や各種の学校行事を通じて、生徒の意識を高めてきました。特に総合的な探究の時間においては重要なテーマとして位置づけています。約2年間かけて生徒自身が選択したテーマで探究し、その成果を発表し合う機会を設けています。今年度、こうした活動は、学校外にも広がりを見せ、地域との関わりの中で持続可能な社会の構築に寄与するためのアクションを生徒が自ら起こすようになってきています。

③異文化を理解するための学習

→本校では国際科における各種研修を通じて、異文化理解を深める教育実践を展開しています。国際協力機関や異文化施設訪問、JICA研修員の方などとのオンラインによる交流会、高大連携事業の一環として大学生による多文化共生ワークショップ等、年間を通じて計画的に学びを継続しています。近年、生徒は特に紛争、貧困や児童労働といった視点に関心を強く持ち、理解を深めようとしています。こうして学んだ成果を年度末に発表し合い、深い学びから主体的な行動へとつなげようとしています。

来年度の活動計画

本校の育てたい生徒像の1つである「自ら課題を見つけ、自分の考えを持ち、他者とのつながりの中で課題解決ができる生徒の育成」に力を注いでいます。海外からの訪問団を積極的に受け入れ、今後も国際交流や異文化理解を推進していきます。また、沖縄修学旅行に関連した学習を充実させて、平和を希求する意識の醸成や、地球環境保全や自然の大切にする心の育成に努めていきます。正式加盟後は、日本国内にとどまらず、海外の加盟校ともつながり、他校のESDの情報を共有して対外的な学び合いの機会の増やしていきたいと考えています。

過去の活動報告