• かわさきしりつひらましょうがっこう
  • 川崎市立平間小学校〔キャンディデート校〕

  • Kawasaki Municipal Hirama Elementary School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 人権, 持続可能な生産と消費, 食育

所在地 〒211-0013 川崎市中原区上平間1480
電話番号 044-511-6528
ホームページ https://kawasaki-edu.jp/2/202hirama
加盟年 -

2024年度活動報告

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困, その他の関連分野

1.概要

本校では「平間小の子がどこにいても楽しく生き生きとすごすため、自立と共生をめざし平間プライドを育み、未来を創る」を平間小マネジメントコンセプト(教育目標)として、地域やマルチステークホルダーと協働的な活動を軸に、どの学年も教育活動に取り組んでいる。今年度の重点目標は以下の3点である。

A SDGsアクションをめざす生活科・総合的な学習の時間の研究 「学ぶだけでなく行動を!」

B ホールスクールアプローチで展開するユネスコスクール 「学校全体でESDの推進!」

C マルチステークホルダーの支えで推進する教育活動 「大勢の方々と連携協働!IKIGAIとウェルビーイング」

また、昨年度に引き続き、「SDGs」(2030年までに、地球上のすべての人々を誰一人取り残さず、いつまでも健康で幸せに暮らせるようにしていくための17の目標)に積極的に取り組み、川崎市のSDGs研究推進校指定を受けた。そして、「脱炭素行動宣言」(2030年までに、地域や企業などと協力して炭素排出量を減らすための川崎市の取組)も行なった。さらに、今年度は「川崎市制100周年」ということで、子どもと大人が共に知恵を出し合い楽しく取り組み、持続可能な川崎市立平間小なるよう、キャッチフレーズを「ひらハピ☆SDGsで子どもも大人もみんなハッピー」とした。『ひらハピ』には、人を信頼しよりよい人間関係を築くこと、誰かのために役に立っているという感覚・貢献感、プラス面もマイナス面も全て含めて自分の存在を認めること・自己受容、という『平間プライド』の思いをこめている。

2.活動の実際

A SDGsアクションをめざす生活科・総合的な学習の時間の研究                               「学ぶだけでなく行動を!」

今年度の研究テーマ「SDGsアクション!誰かのために行動できる子〜PBLを意識し、見通しと相手意識を育む授業づくり〜」に沿って、各学年生活科、総合的な学習の時間を軸とした教科等横断的なカリキュラムを編成し、学習に取り組んた。子どもにとってのプロジェクトのゴールが地域を巻き込むSDGsアクションとなるようどの学年でもPBLを意識した単元を構想するようにした。

地域、保護者、企業の方向けに「防災フェス」 を開催した4年生

町内会の方に防災について伝える4年生

俳優であり多摩川クラブ塾長の中本賢さんと学区にある多摩川でガタガタ探険を行ったり、中流の八王子市まで行き、ガサガサ探検を行ったりした5年生

 

 

商店街の花屋さんに、あさがおの育て方を インタビューする1年生

B ホールスクールルアプローチで展開するユネスコスクール            「学校全体でESDの推進!」

本校で毎年開催している「平間SDGsフェス」。児童の学習発表だけでなく、「かわさきSDGsパートナーズ」に登録している企業団体が出前授業、ブース出店、展示等で参加し、児童、保護者、地域が一体となって、ESDを推進する場となっている。また、「平間SDGsフェス」の前後一週間を「SDGsウィーク」とし、各委員会がSDGsに関連した取り組みも行った。実際に行ったものは、給食委員会”おのこしゼロ大作戦”、放送委員会”SDGsクイズ”、図書委員会”お味見読書”、スポーツ委員会”ひらマラソン”、植物委員会”植物スタンプラリー”などである。

下級生とまちのことについて意見交流する6年

出前授業でGAPの方とTシャツをリメイクしてエコバックをつくった2年生

総合的な学習の時間で学んだ、平間の自然について                   保護者や地域の人に発表する3年生

手作り大型絵本や8ミリフィルム上映を行う             おはなしパンさん(図書ボランティア)

ブース出展をし、児童に取り組みについて説明をする                 企業の方

C マルチステークホルダーの支えで推進する教育活動                           「大勢の方々と連携協働!IKIGAIとウェルビーイング」

子どもたちの学習が授業時間外となることもあるため、教員だけの力では難しい面が多々ある。そこで、商店街、町内会、地元企業の方など多くの方たちと連携を取りながら学習活動を展開するようにした。地域の人も学校教育に関わる機会を肯定的に考えてくださっており、子どもたちも安心して地域の人達と活動に取り組めている。また、教員も地域の人達に頼れるところは頼るという気持ちをもてるようになり、より充実した学習活動ができるようになった。

6年生と地域の人で構成された実行委員会で企画した「平間なかよしフェスティバル」

生活科の学習で、学区にある商店街を訪れ、インタビューをする2年生

生ゴミリサイクルリーダーの方から段ボールコンポストについて学ぶ1年生

来年度の活動計画

これまで本校が大切にしてきた「平間プライド」を育むという視点で、今年度は「ひらハピ☆SDGsで子どもも大人もみんなハッピー」をキャッチフレーズに、子どもの豊かな学びをめざして取り組んだ。来年度も引き続き子どもたち一人一人に「平間プライド」を育めるよう、ESDの視点に基づいた教育活動を行っていくように取り組んでいく。具体的には「生活科・総合的な学習の時間」を軸とした教科等横断的なカリキュラムを今の平間の子どもたちに合った内容に見直していくこと、地域材である「多摩川と商店街」を軸とした地域を巻き込んだSDGsアクションのさらなる広がりである。また、今年度5年生が実施した八王子市の小学校との交流など、ユネスコネットワークを活用してSDGsアクションの輪を平間からさらに広げていけるようにしていきたい。

過去の活動報告