2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 世界遺産・地域の文化財等

 本校では、毎年4年生が中心となって「服のチカラプロジェクト」へ参加し、その活動とともにSDGsについての理解を深め、広めてきた。今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、服を集め難民となった人たちへ送るという活動を行うことができなかったが、校内において新たな活動が始まった。

①ニッセイ緑の財団事業「学校のしおり・樹木名プレート活動」

 学校にある8種類の木の写真が載った「木のしおり」を基に、校庭の樹木について調べて回った。普段は意識して見ることが少ない校庭の木であるが、改めて意識して見ると、花や実をつけるものとつけないもの、葉が出てから花が咲くものと葉より花が先に咲くもの、葉の色が大きく変化するものとしないもの、寒くなるにしたがって葉を落とすものと落とさないものなど、様々な違いに気づくことができた。また、6年生は樹木名プレートの作成にも取り組み、その板が間伐材からできていることを知り、自然環境へと考えを広げたり、理科や社会の授業で学んだ環境問題、自然災害、温暖化、各国の協力した取り組みなどへとつなげて考えることができていた。 

②図書館司書との協力

 今年度学習指導要領が大きく変わったことにより、「持続可能な社会の創り手」という点からも身近でSDGsに関する内容に触れることが多くなった。図書館司書も内容を把握し、図書室前に「SDGs特集コナー」を設け、児童が教材や新聞、広告、掲示物などで目にした17の目標について、すぐに本を手に取って調べられるようにしてくれた。

③世界文化遺産「高山社跡」・「富岡製糸場」見学から学ぶ

3年生での蚕の飼育、座繰りによる生糸を取る体験、製糸場と染色屋さん、刺繍屋さんの協力を得てできあがった絹の校旗という「蚕の孵化から製品まで」の学びの続きとして今年度4年生が実際に世界文化遺産を訪問し学びを深めた。地域の発展に尽くした高山長五郎や高山社の役割や近代日本の歩みと富岡製糸場の果たした役割、また、お互いを尊重し合う中で生まれた国際的なつながりなど、子ども達は多くの発見を得ていた。

④「ぐんま5つのゼロ宣言」、「ふじおか5つのゼロ宣言」 

 2020年3月の「ぐんま広報」に、持続可能な群馬県構築をめざし、2050年に向けた「ぐんま5つのゼロ宣言」の記事が載った。また、それを受け、藤岡市でも県内で最初に「ふじおか5つのゼロ宣言」を発表した。自分たちの一番身近なところで自分たちの生活に大きくかかわることが始まり、SDGsについて考え積極的に行動するきっかけを得ることができた。

来年度の活動計画

昨年度末、総合的な学習を中心に、各教科等の関連を線でつないだ単元配列表を作成した。そこにはSDGsの17の目標との関連も示していたが、新型コロナウイルス感染症による休校、体験学習の縮小等により、その計画実現が難しい状況になった。現在、来年度へ向け、本校区の小中一貫校重点となっているキャリア教育とESD、SDGs、総合的な学習を重ね合わせ、「持続可能な社会づくり」の視点から本校の児童に本当に必要な力を絞り、再度単元配列表再編の準備を進めている。来年度は、校務分掌にユネスコスクール・SDGs推進担当者を位置づけ、学校全体としてのテーマを明確にし、各学年の「環境」、「福祉」、「減災・防災」、「国際理解」等の活動をつなげ、持続可能な社会について学校全体として理解を深めていけるよう計画している。