2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解

活動分野:環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解

本校では「つながりを大切に美しい環境を守る」を活動テーマとして、ESDを様々な人とのつながり、美しい地域を守るための学習と捉え、ESDの実践を通して、他を思いやる心、環境の維持・発展に力を尽くし地域に誇りを持つ心の育成を目標とした。具体的には、美しい環境、ボランティア、つながりを柱に、①環境に係わる活動、②国際理解に係わる学習、③被災地とのつながりに係わる活動、④SDGsの啓蒙を行ってきた。しかしながら、本年度も新型コロナウィルス感染拡大防止に伴い活動が十分には行えなかった。

①環境に係わる活動

地域のボランティアの方々と本校のボランティア部生徒がプランターに色鮮やかな花を植えている。また、校舎の一部にゴーヤを植えグリーンカーテンを作った。

10月にはPTA主催資源回収活動を計画していたが取りやめとなった。しかし、学校にある資源に関しては生徒が手伝い回収作業を行った。

年間を通したボランティア委員会の活動として、ペットボトルキャップの収集を行っている。年度末にはペットボトルキャップを、NPO法人に寄付している。(2㎏でポリオワクチン1人分の寄付)

1年次には金石海岸の清掃活動を行い、地域の海の環境保全を啓蒙している

②国際理解に係わる学習

総合的な学習の時間に、海外勤務の経験がある本校教諭が講師となり、それぞれの国の食・文化・教育などについて3年生を対象にした講演を計画している。例年、日本との比較など、とてもわかりやすい内容であり、生徒たちも積極的に質問し、会が進行している。各国の文化や風土に触れることができたこの取り組みも、本年で7年目を迎え、3年生の総合的な学習の時間に位置づけている。

③被災地とのつながりに係わる活動

今年で8年目となるが、「福島ひまわり里親プロジェクト」に参加した。ボランティア委員会により、福島から届いたひまわりの種を玄関前庭に蒔き、水やりを行い、種を収穫した。(今年は種が小さかったが650グラムほど収穫でき送ることができた。)震災を風化させることなく、福島で頑張っている方々に思いをはせ、つながりを感じながらの活動を行うことができた。

④SDGsの啓蒙

本年度も総合的な学習の時間のガイダンスでSDGs(17のゴール)を学び、様々な活動時に意識して行うことを確認した。3年生の「地域活性化に向けての提案」を行う活動では発表資料にどのゴールを目指したり、関連させたものであるかを明記した。また、教育活動の中でSDGsに関連した実践を年度末にまとめ教員間で共有している。

来年度の活動計画

基本的に本年度の活動を継続させていく。グリーンカーテン、金石海岸清掃、資源回収、ペットボトルキャップ回収、福島ひまわり里親プロジェクト、国際理解の会を柱として、「環境・ボランティア・つながり」を大切にした活動・学習を通して、「他を思いやる心」、「環境の維持・発展に力を尽くし地域に誇りを持つ心」の育成を図っていきたい。

また、様々な教育活動におけるSDGsの位置づけを明確にして地球規模での持続可能な世界の構築に向けて意識をもち生活する態度を涵養していきたい。