2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・地域の文化財等, 国際理解

本校では「つながりを大切に美しい環境を守る」を活動テーマとして、ESDを様々な人とのつながり、美しい地域を守るための学習と捉え、ESDの実践を通して、他を思いやる心、環境の維持・発展に力を尽くし地域に誇りを持つ心の育成を目標とした。具体的には、美しい環境、ボランティア、つながりを柱に、①環境に係わる活動、②国際理解に係わる学習、③被災地とのつながりに係わる活動を行った。

①環境に係わる活動

5年前から始まった花いっぱい運動は、今年度も引き続き科学部生徒達が中心となり、花壇に季節の花を植えて、育てることができた。また5月には地域のボランティアの方々と本校のボランティア部生徒がプランターに色鮮やかな花を植え、生徒達の気持ちを明るくしている。

10月のPTA主催資源回収に加え、年間を通したボランティア委員会の活動として、ペットボトルキャップの収集を行っている。年度末にはペットボトルキャップを、NPO法人に寄付している。

②国際理解に係わる学習

総合的な学習の時間に、海外勤務の経験がある本校教諭が講師となり、それぞれの国の食・文化・教育などについて3年生を対象にした講演を計画している。例年、日本との比較など、とてもわかりやすい内容であり、生徒たちも積極的に質問し、会が進行している。各国の文化や風土に触れることができたこの取り組みも、本年で4年目を迎え、3年の総合的な学習の時間に位置づけている。

③被災地とのつながりに係わる活動

今年で6年目となるが、「福島ひまわり里親プロジェクト」に参加した。ボランティア委員会により、福島から届いたひまわりの種を玄関前庭に蒔き、水やりを行い、収穫した種を福島に送った。震災を風化させることなく、福島で頑張っている方々に思いをはせ、つながりを感じながらの活動を行うことができた。

来年度の活動計画

基本的に本年度の活動を継続させていく。花いっぱい運動、金石海岸清掃、資源回収、ペットボトルキャップ回収、福島ひまわり里親プロジェクト、国際理解の会、を柱として、「環境・ボランティア・つながり」を大切にした活動・学習を通して、「他を思いやる心」、「環境の維持・発展に力を尽くし地域に誇りを持つ心」の育成を図っていきたい。