2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 人権, ジェンダー平等, 福祉, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

今年度も、新型コロナウイルスの影響で、企画していた学習活動のうち、やむなく変更せざるを得なかったものもあった。しかし、そんな中、1年生は総合的な学習の時間において、昨年度は行うことができなかった「環境学習フィールドワーク(施設訪問)」を、今年度は「環境について学ぶ会」と題し、金沢市内または石川県内の環境施設より、オンライン会議形式で講師を迎え、SDGs的視点から、金沢市の未来のあり方について考える学習を行った。

また、3年生は同じく総合的な学習の時間において、SDGsについての学習を行った。自分達にできる身近なことは何かをグループで考え、1人1台端末を用いてスライド資料を作成し、発表した。コロナ禍における代替の学習活動ではあったが、これからの国際社会を生きる上で必要な視点を養うことができた。

昨年度に続く取り組みとして、生徒会執行部が、朝のあいさつ運動において、赤い羽共同募金活動を行った。保護者懇談日に実施したことにより、想定以上の金額が集まり、社会福祉施設に寄付を行うことができた。

8:15~8:30の朝読書の時間帯に、月に一度行われる「人権作文読み聞かせ」では、取り組み4年目を迎えた今年、同和問題とLGBTqの、例年以上に難しいテーマを扱った。学級担任には、予め確認資料を配付し、共通理解を図った上で読み聞かせを行った。多くの生徒が、「今までそれらは遠いものと思っていたが、身近にあるものとして考えていかなければならない」と感想を記述していた。

来年度の活動計画

来年度も、感染状況(特に、3年生の修学旅行実施の可否)によって、教育課程を臨機応変に修正しながら進めていくことにはなるが、概ね本年度行った教育活動を、来年度も引き続き実施していきたい。

検討事項としては、3年生の、総合的な学習の時間における最終課題の発表を、下級生が聴講することができれば、3年間の学習のゴールを見据えることができる点で、良い学習モデルの共有を図ることができると考えている。