• いたばしくりつにしだいちゅうがっこう
  • 板橋区立西台中学校〔キャンディデート校〕

  • Itabashi Municipal Nishidai Junior High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野生物多様性, 海洋, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 健康, 食育, 貧困, その他の関連分野

所在地 〒175-0082 東京都板橋区高島平1-4-1
電話番号 03-3934-4501
ホームページ https://www.ita.ed.jp/weblog/index.php?id=1320135
加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

生徒会

・「SDGsの木」を作成

SDGsに対する意識を高め、より身近なものとするため、昨年に引き続き「SDGsの木」を掲示。生徒が自

由に取組を書いて貼ることができる。自発的に参加する生徒が多数見られた。

 

第7学年

・ドリームマップの作成(4~7月)

SDGsガイダンスを実施し、基本的な内容を理解した上で、10年後にかなえたい目標を考え、それによって達成できるSDGsの目標は何かについて考えた。自分の将来とSDGsの目標を関連づけて考えることができた。

 

・国調べ(9~11月)

世界の国々について学習を深め、SDGs17の目標から共に生きる持続可能な社会の実現を目指すためにどうすればよいか考えた。世界の国々へと視野を広げ、SDGsへの考えを共有することができた。

 

・校外学習(12~1月)

1月実施の校外学習に向けて、班ごとにSDGs17の目標の中からテーマを一つ選び、訪問先の企業や団体がどのような取組を行っているかなどについて調べた。事前に学習を行うことにより、課題意識をもって校外学習に参加することができた。また、実際に担当者から話を聞いたり、現地に足を運んだりすることにより、より深くSDGsの取組や課題を学ぶことができた。

 

第8学年

・平和学習 SDGs16 (7月、1月)

(1)原爆や被爆者についての学習

英語の授業でアニメ「On a Paper Craneつるに乗って」の原稿を和訳し、その後、総合的な学習の時間にアニメの英語版と日本語版の両方を視聴。同世代である佐々木禎子さんの被爆の実態を知ることにより、原爆の恐ろしさや被爆者と家族の気持ちを深く理解することができた。

 

(2)戦争孤児についての学習

NHK「駅の子の闘い」を視聴し、戦争孤児の実態を学習した。戦争が子どもたちに及ぼした過酷な現実を学び、平和の尊さについて考えることができた。

 

(3)出前授業 ~平和の意味ともめごと解決の方法~

講師を招き、集団での話し合いの方法「ホーポノポノ」や私メッセージ、トランセンド法を学んだ。平和とは何かについて、考えを深めることができた。

 

・気候変動の学習 SDGs13 (7月)

道徳の自然愛護の授業で、地球の未来のために行動する若者たちの姿を通して、世界的な気候変動の現状について学習した。自分たちにできることを具体的に考えることができた。

 

・アニマルウェルフェア学習 SDGs12・18 (5月、10月)

北海道の酪農ヘルパー兼アニマルウェルフェア畜産協会理事の方と妹背牛牧場の牧場主によるオンライン授業を実施した。牛の飼育環境に配慮した牧場づくりや、日本の畜産の現状についてお話を聞いた。事前学習として移動教室で乳搾り体験を実施。日本における家畜の飼育環境と課題を学び、消費者としてできることや、持続可能な畜産・酪農のあり方について考えを深めることができた。

 

第9学年

・修学旅行実施に向けた「ルールメイキング」

本校では、持続可能な社会づくりに加わる力を育むために、生徒たちにルールメイキングに参画させている。修学旅行でも、対話を通じて生徒たち自身によるルールづくりを計画的に行った。生徒たちが主体性をもって行事に参加することができた。

 

・「伝統文化の残る街、京都奈良 ~持続可能な街づくり~」 SDGs11

京都・奈良について自分の興味や関心に合わせてテーマを設定する。調べ学習、現地でのフィールドワークを通して情報や資料を集め、知ったこと、学んだことを新聞形式でまとめた。課題を発見する力や、写真や図表を入れ、わかりやすくまとめる力がついた。京都や奈良が、現在SDGsの視点をもちながらさまざまな取組をしていることや、現在の日本がどのように形づくられたのかを深く考え、これからの生きる力に繋げることができた。

 

食育・給食の取組  SDGs4・12・13・14・15・17

(1)食品ロスを減らす

・給食委員会によるポスター作成、準備時間調査

・残菜調査を実施し、前日の残菜量を昼の放送で紹介

・SDGs献立で調理の段階で廃棄していたものを活用(エコふりかけ:だしをとった後のかつお節を利用)

(2)地域の食材を使い、身近に感じ、良さを知る(地元野菜の使用によるフードマイレージの低減)

・地元農家の野菜を給食に使用(1学期:8種類37回)

・板橋ふれあい農園会の野菜を給食に使用(1学期:1回)

・昼の給食メモで、地元農家の野菜の生育状況を農家さんのコメントを交えて紹介

 

(3)ストローレス・牛乳パックのリサイクル

・牛乳パックの飲用時にストローを使用しない。

・飲み終えた牛乳パックを各個人で開き、給食当番が洗浄し、乾いたパックをリサイクル業者に回収してもらう。

(給食委員会がパック洗浄の指導)

 

保健委員会

・健康ポスターの作成(感染症予防・生活習慣) SDGs3

7~8年生の各クラス保健委員が1枚ずつ作成。健康標語にあった絵を描くか、自分で標語を考えるかを選択し、作成した。作成した保健委員の生徒が、その標語について深く考えることになった。ポスターを見た他の生徒が、自らの健康を振り返る機会となった。

 

環境科学部

・野菜の栽培・収穫 SDGs1・2・11・17

地域の農家の方と連携を図り、小松菜、じゃがいもの栽培、収穫を行った。収穫したキャベツ38kgは学校の給食室にも納品し、学校給食の食材として使った。6月末には赤塚の農業体験農園に行き、トウモロコシと枝豆を収穫した。自分たちで野菜を育て、食べることで食材を大切に思う心を養うと同時に、地産地消の大切さを考えることができた。

 

・講義「食品ロスから環境問題を考える」 SDGs6・7・14

エコポリスセンターの方を講師に招き、食品ロスについての講義を実施し、食品ロスの現状や解決策などに対する理解を深めた。

 

・講義「水となかよし・水で発電させよう」 SDGs6・7・14

NPO法人センスオブアースを招き、地球にける水の循環についての講義を実施し、地球に存在する水のほとんどが海水で、飲み水はわずかにしか存在しないことを学んだ。また、水の流れを利用することで、電気を起こすことができることを理解することができた。

 

・エコカイロの作成 SDGs7・12

酢酸ナトリウムの融解、再結晶を利用したエコカイロを作り、化学カイロとの違いや、エコカイロの実用性について考察することができた。

美術部・美術科

環境パネル、環境ポスターを作成し、校門や校内に展示した。環境問題を啓発する側になることで、意識が高まった。

 

音楽科 SDGs9・11

(7学年)雅楽「越天楽」の鑑賞と雅楽の楽器について学習した。日本古来の伝統芸能を知ることにより、時を経ても引き継がれる技法や特徴について学んだ。(8学年)日本の伝統音楽である歌舞伎「勧進帳」の鑑賞で長唄についての学習、および筝の実技演習を行った。筝についての事前学習「六段の調べ」および筝で「千の風になって」の演奏に取り組んだ。日本の伝統音楽について学び、その楽器を実際演奏することによりその技法や特徴を学んだ。

 

英語科

8学年全員で、”Sadako Peace Cranes Project”に参加。折り鶴を作成し、英語でピース・メッセージを書いた。それらを「アリゾナ記念館(ハワイ)」に送った。折り鶴はアリゾナ記念館の来館者に渡される予定。メッセージを考える過程で、歴史を学ぶ意義や、相互理解、世界平和について考えることができた。

来年度の活動計画

引き続き、SDGsの視点をもって教育活動を実施していく。地域に根ざした探究活動に重点を置く。持続可能な社会づくりに参画するため、生徒間の対話を大切にし、生徒主体のルールメイキングを行っていく。

 

第7学年

・SDGsについてのオリエンテーション

・未来予想図(自分の将来を思い描く)

・地域の農業と食を考える

・校外学習

 

第8学年

・職業を知る

・平和学習

・自然・街を知る

 

第9学年

・SDGsの視点を持った学習(修学旅行)

・SDGs169のターゲット(具体的な課題について考える学習)

 

環境科学部の取組

食育

生徒会・給食委員会の取組

過去の活動報告