2021年度活動報告

本年度の活動内容

本校は、「郷土を愛し、心豊かでたくましく、創造的に生きる児童の育成」を学校教育目標としてＳＤＧSの実践を通して、郷土の伝統を学び、郷土の将来を考える力の育成を目標とした。
具体的には、低学年の生活科、中・高学年の総合的な学習の時間を柱に、①環境に関わる学習、②地域の文化等に係る学習を行った。

①環境に関わる活動。
1年生「季節のおもちゃ」の学習では校舎のまわりを散策したり、市内の公園にでかけたりして児童に季節の変化に気づかせた。そこで見つけたどんぐりやまつぼっくり、落ち葉などを使っておもちゃ作りを楽しむことができた。そのおもちゃで年長さんを迎える会でお店を開き、医王山の季節の美しさや楽しさ年長児に伝えることができた。

2年生「大きくなあれ、わたしのやさい」の学習では、野菜を育てる楽しさやお世話をする苦労を体験することができた。毎日の水やり、肥料をあげるタイミングに苦労しながら、観察カードや自分の端末にその様子を記録していった。この活動を通し、児童は野菜の成長に喜んだり、枯れていく姿を見て生命のはかなさを感じたりしていた。

②地域の文化等にかかわる学習

3年生は学校が所在する「二俣町」を調べる学習、6年生は「金沢の名所」を調べる学習を行った。
実際に見学したり、インタビューをしたりして、児童が地域について主体的に探究する姿が見られた。

4,5,6年生は、地域の保存会の方に二俣町に古くから伝わる「いやさか踊り」を教わり、文化祭で発表した。

6年生は地域の特産「二俣和紙」職人に「紙すき」を教わり、自分の卒業証書を作成した。

来年度の活動計画

今年度の学習（①環境に関わる学習　②地域の文化等に係る学習）を継続、発展させる予定である。かなざわふるさと学習においては、1年生は「季節のおもちゃ作り」　2年生は「大きくなあれ、わたしのやさい」3,4年生は、「いやさか踊り」「二俣和紙」、5,6年生は「医王山の山菜」「金沢の名所」をテーマに学習していく。