2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 減災・防災, 世界遺産・地域の文化財等, 健康

本校は、「21世紀をたくましく生き抜く生徒の育成」を学校理念として、

ESDの実践を通して社会の変化に自律的に対応でき、社会的、職業的に自立を図る生徒の育成を目標とした。

具体的には、①授業改善に向けた取組、②教科等横断的な視点による組織的な取組、③外部人材や地域資源等の活用を柱に取り組みを行なった。

①授業改善に向けた取組

課題発見・解決力、表現する力、人と関わる力の向上を目指し、主体的に物事を考える態度、多様な視点からの柔軟な発想力を高める授業改善を進めた。また、グループでの討論、協同して物事に取り組む活動を増やした。そのことにより、様々な立場や状況の人々の理解を深め、コミュニケーション能力の育成ができた。また、紙面発表、プレゼンテーションの機会も意図的に取り入れ、表現のスキル向上を図ることができた。

②教科等横断的な視点による組織的な取組

 各教科、領域におけるESDの視点を生かした実践を行なった。たとえば、理科、社会科、技術・家庭科では環境エネルギーについて連携を図り授業展開を進めるなど、効果的な学習方法を探った。また、日本文化伝統教育として音楽科で箏の授業、総合的な学習の時間と家庭科との連携で、茶道、着物についての学習活動を進めるなど文化についての意識を高めることができた。また、1学年は野沢温泉村宿泊体験で人とのかかわりやつながりを深め、2年生は、浅草方面での下町校外学習、3年生では、京都・奈良への修学旅行を実施し、自然、文化・伝統や歴史、についての意識を向上させることができた。

③外部人材や地域資源等の活用

【キャリア教育】

 職業調べや地域の方から職業についての話を聞くなどの機会を設け、就労・職業に関対する関心を高めている。将来の希望などをもち、その実現のために自己を高めようとする態度を育んだ。また職場体験等では地域の事業所等での勤労体験を行なうことにより社会性・勤労観・職業観を育成するとともに、人と人とのかかわりの大切さを学ぶ機会となっている。また、ハローワークとの連携を図り、講師を招き「働くこと」「職業について」「社会人として」等の講義をいただきキャリア教育を進めている。

【防災教育】

 地域別集団下校訓練や「自助パック」、地区防災訓練等を通して、自らの生命・身体を自ら守る態度を育てる。また消防署・地域との連携を図り、地域防災訓練を行う等、地域防災の意識を高めた。

【地域から学ぶ】

 地域でのボランティア活動の活性化を図った。「社会を明るくする運動」での活動や、地域行事への参加の機会を増やした。「盆踊り」「賽の神」など地域の伝統・文化に触れ、地域の方々との交流を深め、地域への意識を高めた。

来年度の活動計画

ESDの実践を通して社会の変化に自律的に対応でき、社会的、職業的に自立を図る生徒の育成を目標とする。

①授業改善に向けた取組、

【課題発見・解決力】 【表現する力】 【人と関わる力】を育成

②教科等横断的な視点による組織的な取組

・各教科、領域におけるESDの視点を生かした授業

・環境教育 ・福祉教育 ・キャリア教育 の推進

③外部人材や地域資源等の活用

【自然・環境を考える】 【生き方を考える】

【日本の文化、歴史を知る】 【国際理解】 【地域から学ぶ】を意識した交流教育活動