2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費

本校は「夢をかりたて、希望を育てる学校」を学校理念とし、ESDの実践を通して「多角的に問題を捉え、よりよい未来を描き、実践する力の育成」を目標とした。

①「地球市民および平和と非暴力の文化」の分野

地域の手話サークルや福祉施設の方々を招いて、手話や車いす、白杖体験などの活動を通して障害のある方々への理解を深め、思いやりの気持ちを高めた。さらに、車いすバスケットボールの日本代表選手を招き、お話を聞いたり、車いすに乗りながらの運動の仕方を教わったりした。

男女の平等について考える学習や、校内での異学年交流にも取り組むことで、様々な立場の人たちに対して平等に接する気持ちが育った。

②「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」の分野

校庭にある田んぼを活用し、地域農家の方々の協力のもとで、田植え、稲刈り、脱穀などの稲作体験を行った。また、地域の特産品である「梨」をテーマに、近隣の梨栽培農家の協力を得て、果樹園で梨栽培の体験学習(受粉作業、摘果、収穫 等)を行った。地域の農家の方々に関わることで、地域産業を支える人たちの思いを知り、自分たちの暮らす地域が支えられていることに気付くことできた。

③「異文化学習および文化の多様瀬と文化遺産の尊重」の分野

地域の講師を招き、琴を教わって演奏する体験を行った。また、町探検の学習や図工の学習(写生)などで、近隣にある神社へ何度も訪れた。

日本の伝統文化に触れる体験を通して、伝統的なものを身近に感じるとともに、自分たちの暮らす地域の文化を守っていきたいという気持ちを高めた。

来年度の活動計画

 令和5年度も児童にとって身近な「ひと」「もの」「こと」を対象に教材開発を行い、「多角的に問題を捉え、よりよい未来を描き、実践する力の育成」を目標とし、地域に根差した実践的な学習を展開していく。

学年ごとの取組(予定)

1年生 身近な自然・生き物とのふれ合い  ヤゴ救出大作戦   昔の遊び体験

2年生 身近な自然・生き物とのふれ合い  ヤゴ救出大作戦   町探検

3年生 梨の栽培体験  矢野口安全パトロール隊

4年生 エコレンジャーになろう  福祉体験

5年生 稲作体験  三沢川に関わる学習  世界友達プロジェクト

6年生 伝統文化・芸能体験  野沢温泉村宿泊体験学習