2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

1 2022年度重点テーマ

◎人や自然、地域との「つながり」を大切にし、持続可能な社会の創り手となる生徒の育成

◎SDGsの視点から社会を見つめ、諸課題に気づき適切に判断し行動できる生徒の育成

◎オリンピック・パラリンピックのレガシーを学び、日本人としての誇りと豊かな国際感覚等を醸成する

2 生徒に身に付けさせたい力

◎一人一人の気付きや学びを他者と協働した学習活動等で共有することを通して深い学びを実現させる。

◎教科横断的な教育活動を展開し、諸課題について多角的、多面的に捉える力を身に付けさせる。

◎国際理解教育を推進するため「多文化理解教室」などを実施し、異なった文化をもつ人々と共に生きるための資質・能力を育成する。

3 取組内容

今年度は、地域人材を活用したESD講演会、伝統文化講演会などといった複数の講師による講演会を通して一人一人の生徒の深い学びの実現を図った。

 

「六中ふれあいの日」の取り組みの紹介

11月の第一土曜日(東京都教育の日)に行われている学校独自の特色ある行事である「六中ふれあいの日」では、学年ごとにプログラムを組み実施した。生徒たちは文字通り地域の方々とのふれあいを楽しんだり、応急救急手当などの救命法について学んだり、稲城市の歴史について講演を聞いたりと、とても充実した一日を過ごした。1年生は青少年育成若葉台地区委員会、若葉台体育振興会や各自治会、そしてPTAの協力・尽力を頂き、実に4年ぶりに従来の形に戻って趣向を凝らした様々なプログラムが行われた。2年生は、稲城市消防本部の救急隊員による普通救命講習を受け、応急手当に関する知識・理解を深めた。心肺蘇生法の手順や技能を学び、マネキンを使っての体験も行った。また、稲城市赤十字奉仕団の方々が講師として、心肺蘇生法とAEDの使用法に関する講習、三角巾を使った応急手当の方法や、毛布を使った搬送方法を教えてくださり、地域の一員として今回身に付けた応急手当の方法などを生かせるようにするという心構えができた。3年生は、「地域理解学習」として地域に住んでいる元高校社会科教師の先生に、未来の若葉台を担っていく人材の育成を目的として稲城市の歴史や若葉台の歴史を振り返ると共に、子どもたちが未来へと受け継いでいく伝統についての話を聞いた。今年度の「ふれあいの日」は、地域の方々と共に六中の生徒たちの健やかな成長を願って教育活動を行っていくことが大切だということを強く感じた行事となった。

 

来年度の活動計画

今年度は、「持続可能な社会の創り手となる生徒の育成」を目指し、人や自然、地域との「つながり」を大切にする活動を重視した。特にここ数年コロナ禍で実施できなかった「六中ふれあいの日」の実施にあたっては、多くの地域の方々の協力をいただき、どの学年も中身の濃い充実した活動を行うことが出来た。この活動を通して、生徒は地域の一員としての自覚や社会の一員として自分が何を出来るのかを考えるきっかけを持つことが出来た。

次年度も、「つながり(人・自然・地域)」を大切にしたESD(SDGs)教育を推進するため、ESD講演会や伝統文化講演会等で今年度同様の取り組みを継続させつつ、地域と連携した「六中ふれあいの日」の活動をより充実させていくようにする。