2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 気候変動, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 貧困

1 2021年度重点テーマ 

● 「つながり(人・自然・地域)」を大切にしたESD(SDGs)教育の推進

● オリンピック・パラリンピック教育の推進

● 自らの目標を達成するため、適切な行動を選択し実現できる能力の育成

2 児童・生徒に身に付けさせたい力 

● SDGsの視点から社会を見つめなおし、諸課題に気づき考えることのできる生徒を育成し、課題解決に関する情報を様々な方法で収集する力や目的達成のために活用できる力を高める。

● オリンピック・パラリンピック教育を通し、2020年東京大会の精神や、スポーツ、文化、環境、国際理解などの観点から学び、考えたことを、大会のレガシーとして継続させていく意識をもたせる。

● 日々の教育活動全般を通じて生徒自身に考えさせ、判断・決定させ、行動させる場面を多く設定し、成功体験を多く積ませることで、自己肯定感・有用感を高める。

3 取組内容 

今年度は、地域人材を活用したESD講演会、オリンピック・パラリンピック講演会などと、多くの講師による講話を通して、生徒の知識と思考力判断力の伸長を図った。

ESD講演会では、「セーブザチュルドレンジャパン」の方を講師に、リモートで平和講演をしていただき、ESD教育(持続可能な社会づくりの担い手を育む教育)の一環として、平和教育・国際理解を深めた(SDGs10・16)。

日本で生活している自分が世界に目を向け、今何が起こっているのかや起こっている事象に対して何が出来るのかなどを具体的に考えることで、社会の一員として自ら進んで他者と協力する態度や社会に貢献する態度を育成し、さらに多面的、総合的に考える力を育むことができた。

新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大に伴い、多くの制約や不安がある中での生活を強いられている状況であるが、現実から目を背けずに 目の前の問題に向き合わせることにより、適切な判断力と行動力を身に付けさせるようにした。世界中の様々な問題に対して、他人事ではなく、自分たちの問題という意識をもたせ、解決に向け積極的に行動できる人材を育てていくようにした。

来年度の活動計画

今年度は、「持続可能な社会の創り手となる生徒を育成するために」をテーマとして、ESDにおける『SDGs』を教育課程編成の軸とした全体計画・年間指導により、教育活動を進めてきた。講演会等の継続した活動を通じ、道徳を含めた各教科における指導内容とSDGsとを関連付け、さまざまな場面でSDGsの17のゴールを通して社会の諸問題を見るよう指導した。このような指導を通して、生徒一人一人が自分事として捉え深く考える場面を意図的・計画的に設定し、問題解決に向けた行動を自らとることのできるようになることを目指した。諸問題を自分事として捉え、課題解決をするために自分にできることから取り組む態度を育成することに重きを置き、持続可能な社会の一員として何ができ、どんな行動をとればよいかを考えさせてきた。

次年度も、PDCAサイクルの一層の推進を図りつつ、外部講師による講演会を充実させ、生徒の視野を広げ、課題解決に向け主体的に行動できる人材を育成する。