2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 減災・防災, 貧困

 生徒に意識調査を実施したところ、「主として集団や社会に関すること」の中で勤労や社会参画に関する意識が低いことが分かった。そこで、ESD教育を通してこれらの意識を高めていくことを今年度のテーマとした。

 

2 児童・生徒に身に付けさせたい力

 現代社会(稲城市を中心に)の様々な課題を知ることから始めて、学年の発達段階に応じた体験学習を設定した。これらを踏まえて生徒一人一人が課題を見つめ、今時分に出来ることから取り組んでいく実践力の育成を目指した。

 

3 取組内容

 平和教育講演会・ESD教育講演会・キャリア教育講演会などの講演会を実施した。また、防災ゲームを各学年の発達段階にあわせた内容で実施した。自分たちが今地域に出来ることを考えて生徒会などを中心に奉仕活動に取り組んだ。

また、2020年の開催に向け、準備が進んでいるオリンピック・パラリンピックに関する意識調査を実施したところ、オリンピックに比べてパラリンピックに対する意識が全ての項目で低くなっていた。そのため、パラリンピックに関する知識を身に付けたり、障害者スポーツを体験したりすることを通し、自分たちに出来ることを考えて取り組む活動を展開した。

 パラリンピアンを招いた講演会の実施・障害者理解を深める講演会の実施・障害者スポーツの体験会・「おもてなし」の心を実践する地域社会への参画を行った。あわせて、世界ともだちプロジェクトの一環として担当五ヶ国の調べ学習とポスターセッションを実施した。

来年度の活動計画

今年度は、ESDにおける『SDGs』を教育課程の編成に生かし、教育課程を編成していく中で、次年度から教科になる道徳教育を軸とし、その内容項目と解決すべき教育課題との関連を図りながら全体計画・年間指導計画を作成した。
そこで平成31年度は、PDCAサイクルの一層の推進を図りつつ、講演会等の継続した活動を通じ、生徒の勤労や社会参画に関する関心を高めていく。