2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

海洋, 減災・防災, 環境, 文化多様性, 国際理解, 人権, 福祉

1 平成31年度重点テーマ 

オリンピック・パラリンピック教育の推進

自己効力感を育む教育の推進

防災・減災教育の推進と共生意識の強化

2 児童・生徒に身に付けさせたい力 

オリンピック・パラリンピック教育を通し、競技大会の精神や、スポーツ、文化、環境、国際理解などの観点から学び、考え、2020年東京大会に向けて自身で主体的に判断し、より良く問題を解決する力を高める。

日々の教育活動全般を通じて生徒自身に考えさせ、判断・決定させ、行動させる場面を多く設定し、成功体験を多く積ませることで、自己肯定感・効力感をもたせる。

災害時の望ましい行動や事前の備えについての知識を身に付け、互いに協力して生き抜く力を高める

3 取組内容 

今年度は、対がん教育講演会、防災教育講演会、オリンピック・パラリンピック講演会・・・と、多くの講師による講話を通じ、生徒の知識と思考力判断力の伸長を図った。

ESD講演会では、水ジャーナリストの方を講師に招聘し、現在の水問題である「①水不足 ②水汚染 ③水の移動速度の変化」の3点について、世界各国の映像を交えながら学んだ。日本では、誰でも手軽に安全な水を手に入れることができるが、世界に目を向けると必ずしも日本と同じ環境が整備されているわけではない。今、日本で生活している自分が海外の水問題に悩む人々に向けて何ができるか具体的に考えることで、他者と協力する態度や進んで参加する態度を育成し、さらに多面的、総合的に考える力を育むことができた。

国内でも様々な災害が起きており、いつ何時被災者の立場に立たされるかわからない。あるいは、日本では当たり前のこととして享受できていることが、世界的な視野から捉えると、実は稀有なことであったりもする。現実から目を背けず生徒の目前に突きつけることにより、共感力を涵養する。世界中の様々な問題も、他人事ではなく、自分たちの問題という意識をもたせ、解決に向け積極的に行動できる人材を育てていく。

来年度の活動計画

今年度は、ESDにおける『SDGs』を教育課程編成の軸とした全体計画・年間指導により、教育活動を進めてきた。講演会等の継続した活動を通じ、生徒の勤労や社会参画に関する関心を高めることに重きを置き、自己肯定感を高め、持続可能な社会の一員として何ができ、どんな行動をとればよいかを考えさせてきた。

 次年度も、PDCAサイクルの一層の推進を図りつつ、外部講師による講演会を充実させ、生徒の視野を広げ、課題解決に向け主体的に行動できる人材を育成する。