所在地 | 〒399-1311 長野県飯田市南信濃和田1165 |
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電話番号 | 0260-34-2044 |
ホームページ | https://wada-es.iidacity-educationboard.com |
加盟年 | - |
2023年度活動報告
環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 持続可能な生産と消費, 食育
2019年2月~2021年8月:チャレンジ期間、2022年3月~:キャンディデート校
本校は、「地域に根ざし、地域と共にある学校」を学校理念とし、ユネスコスクールが重点的に取り組む三つの分野の②「持続可能な開発および持続可能なライフスタイル」と、③異文化学習及び文化の多様性と文化遺産の尊重に関わって、「地育力による未来をひらく心豊かな人づくり」に取り組んでいる。地域と共に遠山郷の良さを認識し、直面している地域の課題の共有と、その解決に向けて一緒に活動していくことを目標としている。
① 自然に係わる活動
自然豊かな環境にめぐまれた本校では、地域で育つお茶(わだっ子茶)やさつまいも(わだっ子いも)、お米(わだっ子米)の収穫・販売活動を行った。地域の保育園と連携し、年間を通じて保育園児との関わりをもちながら、地域の方とも一体となって取り組んできている。これらは、喫緊の課題である「児童数増」に向けての取り組みの一つであり、和田小学校のPR活動でもある。子どもたちは、「どのようにしたら和田小学校のことを知ってもらえるか」、「どのようにしたら商品を買ってもらえるか」について考え合い活動した。これらは、SDGsの目標11にあたる。
5,6年生は、地域・JAの農業担当者の方の支援を受けて米作りを行った。「今、自分たちができることは何か」を考え、社会科の教科書に載っている米作りの盛んな地域との比較から、気候や土地利用に目を向けて学習のテーマを「日本の『米作り』を守っていこう」とし現在に至っている。これらは、SDGsの目標2・3・4・12・15・17にあたる。
② 他校との交流
5・6年生は、東京の郁文館グローバル高校「地域創生ゼミ」の学生と交流を行っている。夏休みには学生らが和田小学校へ来校し、5・6年生と対面しながら和田地域の題材をもとにカルタづくりを行った。
これらは、SDGsの目標4・11にあたる。
③ 伝統文化(祭り)に係わる活動
遠山郷地域には、伝統的な「霜月祭」がある。本校では、諏訪神社と八重河内八幡神社でほぼ全校児童が舞いを奉納している。本年度は、「霜月祭保存会」の指導による舞の練習を4回行い、当日は堂々と自信をもって舞うことができた。この活動は、SDGsの目標11にあたる。
④ ユネスコの定める国際デー
人権デー・世界子どもの日では、子どもたち全員がそれぞれの日に意識を持ってもらうために、全校放送でそれぞれの日を紹介した。自校で作成した資料を各学級に配布して、道徳などで学習し、人権意識を高めることができた。
来年度の活動計画
① 自然に係わる活動
5月…地域や保育園と一緒に「わだっ子茶」の茶摘みを行う。
11月…和田小学校のPR活動としてお茶販売を行う。(郁文館高校・輪っしょい遠山)
② 他校との交流
・郁文館グローバル高校の生徒との交流
・オーストラリアのDarlington Primary Schoolと交流を行い、異文化学習に取り組む。
③伝統文化の継承
霜月祭に参加することにより、伝統を受け継ぎ守っていく。
④ユネスコが定める国際デーへの取り組み
世界こどもの日・国際平和デー・人権デーでの取り組みに加え、ネットいじめを含む、学校での暴力といじめに反対する国際デーにも取り組み、暴力やいじめは人権侵害に当たる行為であることを認識し、これらを許さない規範意識を醸成する。