• いいだしりつとおやまちゅうがっこう
  • 飯田市立遠山中学校〔キャンディデート校〕

  • Iida Municipal Toyama Junior High School
  • 種別, 地区
  • 主な活動分野海洋, 減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, エコパーク, ジオパーク

所在地 〒399-1311 長野県飯田市南信濃和田950
電話番号 0260-34-2047
ホームページ https://toyama-jh.iidacity-educationboard.com/
加盟年 -

2023年度活動報告

活動分野

減災・防災, 気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育

本校は、「みがきあい(切磋琢磨・明朗誠実・郷土敬愛)」を学校理念として、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、「郷土を愛し、社会の一員として、自立した生活ができる子ども」の育成を目指し総合的な学習の時間や生徒会活動を通して実践を重ねてきた。

①遠山郷は800年の歴史を誇る無形文化遺産「霜月祭」が今に続き、その文化伝承のため総合的な学習の時間を利用し、地域指導者を招き学社連携で学習を深めた。文化祭の中で学習した舞を披露するだけでなく、「霜月祭」でもそれぞれの地区の舞に参加する生徒が多く、自分たちが伝承していくという意識が高まった。

②本校では1959年から学校林を所有しており、それを生かした「学有林学習」を行っている。林業関係者へ協力を依頼し実地学習の前に、SDGsの視点から森林が私たちの生活を支えてくれていることや林業の未来について学んだ。また、道を整備することで自分たちの生活が守られていることも学習した。実地学習では、作業道を開通させて「遠山子道(とおやまこどう)」と生徒たちが命名した。

③異文化理解として、カナダとアメリカに暮らす2家庭とオンラインでの交流を英語の授業で行った。それぞれの暮らしや観光名所を教えていただいたり、遠山郷の暮らしや文化について伝えたりした。また、飯田市を訪れていた法政大学の留学生(中国、韓国、香港)とは対面での交流を行った。異文化を理解することで、視野が広がり自分たちの文化の良さにも気づくきっかけとなった。

④「国際デー」の紹介については、ランチルームで全校の給食時に紹介した。記念日の中で特に生徒に関わりがあるものを選び、意義について紹介する取り組みをした。生徒に、紹介を聞いて考えた事や意識して取り組んでいることを発表してもらうことで、国際デーについて関心が高まった。

⑤人権教育として「挑戦~夢が目標に変わる瞬間~」と題して講師をお招きし、障がい者理解について学んだ。配慮や障がいという言葉のもつ意味について考えたり、実際にパラスポーツを体験したりした。また、みんなが同じように楽しめる工夫をすること、自分に置き換えてみることの大切さを感じることができた。

来年度の活動計画

①無形文化遺産「霜月祭」を継承するために、保存会より舞の指導を受ける。成果発表として、9月末に行う文化祭の中で「郷土の舞」として地域・保護者に披露する。

②「遠山郷を守ろうプロジェクト」から「Smile Project」と名前を変更したが、生徒たちが地域のためにできることを考えて行動する生徒会のボランティア活動を継続していく。新年度の活動内容についてはこれから話し合われる。

③環境教育として学校林を活用した「学有林学習」を9月上旬に行う。併せて1,2年生の登山行事において南アルプスエコパーク、ジオパークについての学習も行っていく。

④人権教育に関わる内容について、生徒、教職員、PTAを対象に11月に講演会を実施する。

過去の活動報告