2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 海洋, 減災・防災, 気候変動, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, ジェンダー平等, 福祉, 持続可能な生産と消費, 食育, 貧困, エコパーク, ジオパーク, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

長野県飯田市にある本校は、市の教育ビション「地育力による未来をひらく心豊かな人づくり」を受け、「郷土を愛し、社会の一員として自立した生活ができる子どもの育成」を学校理念としている。
そのため、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野の活動を通して、
◆飯田市と遠山郷のよさや課題を認識し、
◆直面している課題の解決に向けて
◆地域と共に、一緒に活動していくことができる
力の育成を目標とした。

①地球市民および平和と非暴力の文化について
◆1月24日:教育の国際デー
1,2年生が「世界には学校に通えない多くの子どもたちがいることを学習したこと」に触れ、自分たちにできそうなこと“書き損じはがきの収集”を呼びかけた。

◆9月21日:国際平和デー
新聞の一面に取り上げられていた「国際平和デー」を呼びかける記事を全校に読み聞かせ、紹介した

◆12月10日:人権デー
5・6年生が本校のなかよし月間に関わって、「人権デー」の目的や歴史について全校に知ってもらい、なかよし月間の意味について考えた。

②持続可能な開発および持続可能なライフスタイルについて
南アルプスユネスコエコパーク・ジオパークについて地域、保護者と共に体験活動(自然塾キャンプ等)を通して学び、それぞれの立場で地域のためにできることを考えた。

③異文化学習および文化の多様性と文化遺産の尊重について
遠山地域を代表する「霜月祭」について学び、祭りに関わる地域の方の思いや祭りへの憧れを知った。そして、自分なりの祭りへの関わり方を考えた。

来年度の活動計画

〇この地域の「霜月祭」に寄せる地域の思いがあるように、他地域にも世界の文化遺産や地域の文化財を守ってきている人たちの思いがあることを知る。
〇世界寺子屋運動「書き損じハガキ回収キャンペーン」に参加する。
〇地域や保護者と共に行うキャンプを通して、南アルプスユネスコエコパーク・ジオパークについて学ぶ。
〇上村特産の「下栗芋」栽培や椎茸栽培等について地域の方から学んだりする。
〇遠山三校でこの地域のよさと課題を考え、何ができるかを共有する。
〇墨田区にある母子生活支援施設「べタニアホーム」と交流する。
〇社会福祉教師会と連携し、「目が見えないこととはどんなことなのか」「老いることとはどんなことなのか」「海外の方から、その国のを文化」に関わって体験的に学ぶ。