2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 環境, 国際理解, 平和, 人権, 貧困

 本学園の教育方針は、「心豊かで、実力のある、自立した国際人の育成」「世界の一員であることを認識し、自国および他国を愛し、人類の福祉と世界の平和を希求する生徒の育成」を目標として掲げている。SDGsを意識したESDの実践を通して、世界で活躍できる次代を担うグローバル・リーダーの育成を目標とした。また、地域にも目を向け、「日立から世界へ~グローカルリーダーの育成」という新たな目標も立てた。

 具体的には、「国際人としての能力の育成」「国際人としての人格形成」「グローカルリーダーの育成」を柱に、①国際理解教育、②人権・平和教育、③地域貢献への取り組みを行った。

①国際理解教育および活動

 本校は開校以来、長期および短期留学生を派遣、受け入れをしている。受け入れに関しては、米国、豪州、中国、タイから中高あわせて27名の留学生を受け入れた。また、本大学に留学中の学生、9か国より述べ27名の留学生と交流を持った。高校では、フランスとタイから1年間の長期留学生を受け入れた。

 派遣に関しては、前期までで、姉妹校、提携大学を含め中高合わせて49人が参加した。また、米国とフランスに1年間の長期の留学生が2人いる。

 また、JICA主催のプログラムにも参加し国際理解に積極的に取り組んだ。

②人権・平和教育および活動

 国際人としての人格形成のため、「絵本を送る運動」や「ユネスコ寺子屋運動」などを通して、世界の現状を学び、「グアテマラ噴火」や「インドネシア地震」など、海外での自然災害には募金活動を行うなど積極的に取り組んだ。その他、多くのボランティア活動に参加し、人権・平和について学んだ。

③地域貢献に関わる学習

 今年度より、SDGsを念頭に置いた課題研究を授業の中に取り入れた。有識者による講演会を月1度くらいのペースで実施し、地域にどのような課題があるのかを知り、地元の環境問題、エネルギー問題など、持続可能な社会を作っていくための課題を自ら見つけ、その課題解決を考え発表する準備を行った。

来年度の活動計画

 次年度も今まで取り組んできた国際理解教育、人権・平和教育を継続。目標としては、海外のユネスコスクールと交流したいと考えている。また、入学してくる1年生には、今年度より始めた課題研究のなかでSDGsを学び、持続可能な社会の達成に向けた取り組みができる準備期間としたい。2年生においては、昨年度からのまとめとして、発表会を行いたい。

 その他、ユネスコスクールとしての取り組みを、今年度以上に充実した形でホームページ等で、発信していきたい。