2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権

本学園の教区方針は、「心豊かで、実力のある、自立した国際人の育成」「世界の一員であることを認識し、自国および他国を愛し、人類の福祉と世界の平和を希求する生徒の育成」を目標として掲げている。また、探究活動を通し、SDGsを意識し持続可能な社会を目指し、世界で活躍できるグローバルリーダーの育成に心掛けている。また、昨年度より、地域へも目を向け、地元の課題を通し地域貢献を意識している。

 具体的には、「国際人としての能力の育成」「国際人としての人格形成」「グローカルリーダーの育成」を柱に、①国際理解教育、②人権・平和教育、③地域貢献への取り組みを行った。

①国際理解教育および活動

 受入れとしては、ザンビアからの短期留学生中高20名、豪州姉妹校から中高28名、米国姉妹校から高校10名の留学生を受け入れた。また、長期の留学生として、アメリカ、トルコ、タイから4名を受け入れた。

 派遣に関しては、豪州姉妹校へ中高28名、米国提携大学に高校24名の短期留学に参加。また、フランスへ1年間の長期留学が1名。

 本大学の中国人留学生が文化紹介等の講演会を行った。

②人権・平和教育および活動

 国際人としての人格形成のため、「絵本を送る運動」や「ユネスコ寺子屋運動」などを通し、世界の現状を学び、クリスマス献金なども行った。また、今秋の台風での災害には、募金活動やボランティア活動に参加した。また、筑波のJICAから講師を呼び、講演会をおこなった。

③地域貢献にかかわる学習

 昨年度より総合的な探究の学習で、課題研究に取り組んでいる。今年度は、地元を意識し、地元の抱える問題などのテーマで7回講演会を開いた。特に今年度は、いかに地元の魅力を発信するかをテーマに選ぶ生徒が多かった。

来年度の活動計画

次年度も今まで取り組んできた国際理解教育、人権・平和教育を継続。今年度初めて、アフリカからの留学生を受け入れたが、次年度も要請があれば、多くの国の留学生を積極的に受け入れたい。また、今年度行ってきた課題研究を進歩させ、次年度は、「地域探究」として、より地域に密着した探究活動を行うことにより、持続可能な社会への第一歩となればと考えている。

 また、ユネスコスクールとして、今まで以上に地域のユネスコ協会と連携し地域に貢献していきたい。