2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

エネルギー, 環境, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費

1.取り組みのねらいについて
私たちの学校は,生命や自然を大切にし,郷土を愛するモラルの高い児童生徒を育成するため,「私たちの未来,地球の未来のため,環境に優しい学校づくりに取り組みます〜私たちにできることをしっかり考えて,実践します〜」という活動目標の下に学校全体で環境保全に関する活動を推進している。
ESD(持続可能な社会を実現するための目標)の理念のもと,学校における節電•節水,ゴミの分別•リサイクルなど環境保全活動へ取り組むとともに,その取り組みを地域に広げるため,児童生徒が地域に出向いて環境保全•環境美化•環境学習等を行い,持続可能な社会の実現に貢献できる行動力のある児童生徒の育成を目指している。

2.活動内容について
①節電•節水•環境美化•ゴミの分別のポスターによる呼びかけ。
②電気と水の使用量を月毎に比べ,グラフ化して発表し,節電•節水に努める。
③ペットボトルキャップを集め,途上国のワクチン支援に参加する
④書きそんじハガキを集め,途上国の教育支援に参加する。
⑤千羽鶴を校内で呼びかけ,広島や長崎へ送る。
⑥学校周辺のごみ拾いを児童生徒,教員,保護者が実施する。
⑦コピー用紙や更紙の使用枚数を毎月記録して,資源の有効利用を促進する。
⑧ユネスコ便りを年間2回発行し,ESDの取り組みを紹介,報告し,保護者にも協力を呼びかける。
⑨ホームページでユネスコの活動について紹介する。
⑩地域との交流や情報発信,キャップ回収の呼びかけをするなど,地域の環境保護を呼びかける。
⑪リサイクルスタンプを利用し,まだ使用可能なコピー用紙のリユースを促進する。
⑫エシカル消費に関するポスターやグッズを制作し,掲示したり,配ったりすることで地域の人にエシカル消費に関する啓発活動を行う。

来年度の活動計画

本年度の活動計画を継続して行っていく計画である。今年度初めて取り組んだエシカル消費の啓発活動については,次年度に向けてさらに工夫をした取り組みを検討しているところである。また,本校の取り組みを地域の人たちに発信したり,一緒に活動したりする機会を設定したりすることで,ESDの輪を広げていきたい。
本校は,肢体不自由の特別支援学校であり,児童生徒の活動に制限があることから,児童生徒•教職員•保護者が一丸となって取り組みを続けている。そのような現状の中で,児童生徒が主体的に活動する内容を実態を考慮しながら考えていきたい。活動内容を精選し,児童生徒一人ひとりが達成感を感じられることができるようにしたい。