2022年度活動報告
本年度の活動内容
平和, 人権
本校は、創立以来「みんな仲良し」を心の基盤とし、校風の樹立を図ってきている。その心を継承し、人権教育を基盤とした教育活動を推進している。「子どもたちの夢や願いを大切にし、その実現に向け努力する姿を認め、励まし、支える学校の創造」を目指している。そして、一人一人の違いや良さを認め合いながら、温かい人間関係を育む教育を実践してきている。
具体的には、①児童一人一人の思いや願い、悩みや不安、つまずきを把握し気づくことのできる教師、「学び合い」を通して「主体的・対話的で深い学び」を実現する授業の実践、②認め合い、支え合い、励まし合える望ましい集団づくりの実践、③保護者、地域との連携・協働の実践、に努めている。
① については、学力向上のため、児童に身につけたい力を明確にして、教材研究を行うとともに学習計画を立てている。授業の中では、児童一人一人の学習習得状況を把握・評価し、児童同士の「学び合い」を通して「主体的・対話的で深い学び」をめざした授業実践に努めている。また、悩みの調査後に、児童と一対一で向かい合う時間を設定しており把握に努めている。
② ③については、学校・保護者・地域が合同で行う本校の行事の柱である「スマイルマーケット」を継続している。コロナ感染症予防のため今年度も地域の方々の参加は叶わなかったが、規模と内容を工夫し、児童と職員、保護者で協力し実施した。企画から運営までを児童が中心となって活動を進めることによって、思いやりの心や他者を理解する心が育まれた。また、人権週間に合わせて、人権擁護委員の方々を招いて人権に関する理解を深めたり、全児童が人権標語や人権作文を書くことを通して人権意識を高めたりした。また、特別支援学級担任が、全学級で「特別支援教育」についての理解を深める出前授業を行った。
また、今年度、栃木県内のユネスコスクール登録校5校と共に一人一人が「平和」を考える取り組みとして「私にとっての平和」をアート作品で表現する“What’s your World Peace”アートフェスに参加した。平和に関する絵を描いたり、同年代の子供達が描いた絵を鑑賞したりすることを通して、平和について考える良い機会となった。
今年度も、コロナ感染症予防のため、希薄になりがちな地域とのつながりを保つため、「学校だより」、「ブログ」等を通してより学校の様子の発信を心掛けた。
来年度の活動計画
来年度の活動計画
本校がユネスコスクールの加盟・承認を受け、来年度が11年目となる。その間一貫して、ユネスコスクールのテーマである「人権」を本校の学校教育課題とし、日々教育活動を行ってきた。来年度は、さらにSDG’sの「環境」や「福祉」にも目をむけた活動を行っていく。アルミ缶や古紙の資源回収をすすめ、それによって得た収益金をもとに福祉活動に役立てる。また、視覚障害や、聴覚障害、手足に障害を持った方々への理解を深め、自分たちにできる支援や実践をしていく計画である。