2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

人権

本校は、今年度創立20周年を迎えた。創立以来「みんな仲良し」を教育の柱とし、校風の樹立を図ったきている。「すべての児童の思いや願い、夢を大切にして、その実現に向けて取り組む姿を認め励まし、支えていける学校」を目指し、児童一人ひとりの良さや違いを認めながら、温かく支え合っていける集団を育む教育を実践してきている。
 ユネスコスクールの承認を受け、ユネスコスクールのテーマの一つである「人権」を踏まえ、今年度も学校課題の可決を目指し教育活動を進めてきた。つまり、人権教育をすべての教育活動の中心に据え、児童と児童、児童と教師との関わりの中で、教師が「児童の実態把握と人間関係づくり」を重視し、教師自ら教育活動をその都度振り返りながら見直し、児童一人ひとりの良さを生かし、伸ばしていく教育の実践に取り組んでいる。
 具体的には、① 児童一人ひとりのつまずきや悩みを把握し、わかる授業の実践②認め合い、支え合い、励まし合える関係づくりの実践③保護者、地域との関係づくりの実践を行った。
① 児童一人ひとりのつまずきや悩みを把握し、わかる授業の実践
総合的な学習の時間、生活科、算数、道徳の授業を通して「児童一人ひとりのつまずきを把握し、わかる授業の実践」ができる教師の指導力向上に努めた。
②認め合い、支え合い、励まし合える関係づくりの実践
本校の中心行事である「なかよしジャンボリー」は、学校、保護者、地域の三者が合同で進める行事である。児童は、縦割り班ごとに出店するお店の企画から運営まで、すべてを子どもたち自ら協力しながら行っている。このような活動を通して児童は、地域の方々、保護者、高齢者、障がいある方等、様々な人たちと関わることにより、思いやりの心、他者を理解する心を育んでいる。
③保護者、地域との関係づくりの実践
先述の学校行事「なかよしジャンボリー」は、学校、保護者、地域による共同推進行事である。行事を進めることにより、より密な関係づくりの一助となっている。また、学校公開時等に行う外部講師(地域包括支援センター、社会福祉協議会、盲導犬協会等)による人権に関する授業実践を行った。

来年度の活動計画

 本校が2013年にユネスコスクールの加盟・承認を受け、来年度が8年目となる。その間一貫して、ユネスコスクールのテーマの一つである「人権」を本校の教育の中心に据え、教育活動を実践してきた。児童と児童、児童と教師との関わりの中で、教師が「正確な実態把握と望ましい集団、人間関係づくり」を重視し、日常の教育活動を見つめ直し、児童一人ひとりの良さを生かす教育の実践に努めてきた。
 2020年もこの考えを継承し、教育活動を進めていきたい。今年度の反省を生かしながら、さらに充実した実践となるよう、全職員が共通理解のもと、一丸となって以下の実践に取り組んでいきたい。
①児童一人ひとりの思いや願い、悩みや不安、学習のつまずきを把握し、気づける教師、理解しやすい授業の実践
②認め合い、支え合い、励まし合える望ましい集団づくりの実践
③保護者、地域との連携・協働の実践