2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 食育

当校は、「21世紀をたくましく生きる 東落合小の子どもたち」を学校理念として、ESDを「2050年の大人づくり」と捉え、ESDの実践を通して「習得内容を日常生活に生かす力」の育成を目標とした。

具体的には、環境教育、食育、国際理解教育、福祉教育を柱に、①樹木や森林に係わる活動、②食に係わる学習、③外国の方に係わる学習、④高齢者や障がい者に係わる学習を行った。

① 樹木や森林に係わる活動

4年生は、総合的な学習の時間に「グリーンカーテンプロジェクト」に取り組んでいる。育苗ポットの代わりに牛乳パックをリユースして、ゴーヤの種を栽培させる。その後、花壇や校舎側に定植させるとともに、地域にゴーヤのカーテンを普及させるで電気代を節約する実践に取り組んでいる。

6年生は、総合的な学習の時間に「多摩の自然を考えよう」というテーマで、身近な緑や環境を保護・保全する取り組みを考え、社会貢献できる実践的な態度を育成している.

② 食に係わる学習
ア 心身の成長や健康の保持増進の上で、望ましい栄養や食事の摂り方を理解し、自ら管理していく能力を身につける。(心身の健康)

イ 食文化や食にかかわる歴史などを理解し、尊重する心をもつ。(食文化)

ウ 日本人にとってなじみが食材を通して先人の知恵や畏敬の念を理解する。

  以上の3つの目標をたて、栄養教諭を活用して全学年で食育を実施している。「すごいぞ!牛乳パワー」「おいもと仲良くなろう」「すごいぞ!大豆パワー」「偏食してるとどうなるの?」等の学習を実施している。 

③ 外国の方に係わる学習

5年生は、総合的な学習の時間に「みんな同じ地球のなかま」に取り組んでいる。今まで学習した学びを生かして、日本の特色や伝統文化、武道等を外国の方に向けて発表するとともに体験させることで、日本の良さを気付く。実践に取り組んでいる。給食の交流では、異国の文化や慣習を知り、多様な他者の存在について理解を深める学習も行った。

④ 高齢者に係わる学習

教育連携コーディネーターを活用して、地域の人材を生かして高齢者とのかかわりやつながりを課題として授業を展開している。地域の方から獅子舞などの伝統芸能を学び、地域のお祭りに参加して披露したり、福祉施設に訪問したりするなどつながりを尊重する態度を育成している。

来年度の活動計画

本校の持続発展教育・ESDの実践【ユネスコスクールとしての取組】

(1)生活科、総合的な学習の時間の授業におけるテーマの設定と実践

(2)東京農工大学農学部との連携による授業(環境教育等)

(3)民間企業等による出前授業(環境教育、食育、福祉・奉仕、キャリア教育等)

(4)保護者、地域住民を外部講師・ゲストティーチャーに招いての授業(環境教育等)