| 所在地 | 〒739-0152 広島県東広島市八本松町吉川365番地 |
|---|---|
| 電話番号 | 082-429-1054 |
| ホームページ | https://www.city.higashihiroshima.lg.jp/school/yoshikawa_sho/index.html |
| 加盟年 | 2025 |
2025年度活動報告
気候変動, 環境, 福祉, 持続可能な生産と消費
1.教育研究
【研究の背景と目的】
本校は1989年より文部科学省研究開発校として生活科研究に取り組み、地域と学びを結び付ける教育を継続してきた。2011年度以降は吉川地域全体を「まるごと学びのステージ」と位置付け、生活科・総合的な学習の時間を核に、地域連携とSDGsの視点を取り入れた単元開発を推進している。
2025年度は、国語科・算数科と生活科・総合的な学習の時間の関連を意識したカリキュラム・マネジメントを通して、主体的・協働的に学び、持続可能な社会の創り手となる児童の育成を目指した。これまでに蓄積した地域教材を、課題設定、個人探究、表現の充実、ゴールの明確化の観点から再構成し、国内外の研究者や地域人材との協働により学びを深化させた。
【各学年の実践概要】
第1学年(生活科)
児童は地域の自然に直接触れ、季節の変化に気付く活動を通して、身近な環境への関心を高めた。秋の自然物を活用した遊びやおもちゃ作りを工夫し、保育所園児を招いた「吉川秋祭り」を企画・実施することで、学びを他者のために生かす経験を積んだ。
第2学年(生活科)
町探検を通して地域の人々の仕事や役割を知り、地域社会の仕組みに気付いた。調査を基に「吉川の町のすごさ」を整理し、地域の人に伝える活動を通して、地域への理解と愛着を深めた。
第3学年(総合的な学習の時間)
少子高齢化を課題として捉え、地域の健康づくりに貢献する方法を探究した。行政や地域の大人と協働しながら企画・実践を行い、学びを地域全体へ発信することで、社会参画の基礎を培った。
第4学年(総合的な学習の時間)
地域の自然環境を観察・調査し、その現状と課題を科学的に捉えた。専門家や地域住民と関わりながら解決策を考え、全校や家庭に向けて発信することで、環境保全への主体的な行動につなげた。
第5学年(総合的な学習の時間)
地域資源であるもち米や在来作物を活用し、加工食品の開発から販売までを実践した。生産・流通・発信を一体的に経験することで、地域産業と持続可能な経済の在り方を実感的に学んだ。
第6学年(総合的な学習の時間)
環境問題を起点に循環型社会の実現を探究し、アップサイクルを軸とした具体的な提案を行った。ゲストティーチャーと協働した作品販売や体験型イベントを通して、社会をより良く変える実践者としての意識を高めた。
本校の実践は、低学年の「気付き」から高学年の「社会参画」へと学びを系統的に発展させ、地域と共に持続可能な社会を創る力を育成する研究として位置付けられる。
2.特別活動(委員会活動)
本校では、特別活動推進計画に基づき、4月に児童を中心に委員会活動年間計画を立案、4月から3月までSDGs委員会を中心とした委員会活動を実施した。SDGs委員会では、月1回の定期的な委員会活動に加え、常時活動では、持続可能な社会の実現に向けた実践的な学びを推進した。
具体的な取組として、給食で使用した牛乳パックのリサイクル活動を全校で継続的に行った。児童は、牛乳パックを洗浄・乾燥し、分別して回収する活動を通して、資源の有効活用や循環型社会の重要性について理解を深めた。
また、ユニセフ募金活動を実施し、世界の子どもたちが置かれている状況について調べ、話し合う活動を行った上で募金活動に取り組んだ。これらの活動を通して、児童は自分たちの行動が国内外の課題解決につながることを実感し、SDGsの視点をもった主体的な社会参画意識を高めることができた。
来年度の活動計画
1.教育研究
4月 研究推進計画立案
5~7月 生活科・総合的な学習の時間におけるカリキュラム・マネジメントを意識した、国語科・算数科の授業提案及び協議
7月~8月 地域教材開発及び学習指導案作成
9月~12月 提案授業及び研究協議
1月 研究紀要作成
2~3月 来年度の研究推進に係る協議及び教材開発
2.特別活動推進計画(委員会活動)
4月:特別活動推進計画の立案
4月~3月:SDGs委員会を中心に、毎月1回の委員会活動および常時活動を実施
