2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

平和, 人権, その他の関連分野

 本校は、「I・C・C~自主性・創造性・協同性~」を学校目標として、ESDを学び合い、社会貢献、地域との協働を通して育成すべき資質・能力を育む教育と捉え、「よりよい考えや表現を求め、仲間とともに粘り強く課題解決する力」の育成を目標とした。 

 具体的には、教科教育、キャリア教育、平和教育を柱に、①教科教育に係わって、②キャリアに係わる教育、③平和に係わる学習、④地域に貢献する活動を行った。

① 教科教育に係わって

 全ての教科の授業において、小集団学習を積極的に取り入れ、互いに学び合う場を保証した。また、話合い活動で考えを広めたり深めたりできるように、教科横断的な視点を具体化・共有化することで、どの教員も共通の足場で、継続的な指導を行った。

② キャリアに係わる教育

1年生では身近な仕事について取材し、2年生では地元の企業様に協力を経て、職業講話や職場見学、職場体験を中心に行った。働く人たちの思いに触れ、自分の生き方を見つめることができるようにした。

③ 平和に係わる教育

 3年生では、広島への学習旅行を核として、戦争と平和について学び、身近な平和を守るために自分にできることを考える学習をしている。元特攻隊員であった地元の方を講師に迎えてお話を伺ったり、一人一人が平和学習を通して学んだことを基に俳句を作って「八月の歌」(朝日新聞主催)に応募したりすることで、平和に対する意識を継続的に高めてきた。

④ 地域に貢献する活動

 生徒会が中心となり、全校生徒はもちろん、地域全体を元気にする活動(「ひまわりプロジェクト」)を企画・実践した。具体的には、ひまわりを本校のアイデンティティーとして、地域に「震災ひまわりの種」を配付して育ててもらったり、ひまわりに係わる作品を募集したりする活動を行った。また、本校で大切にしてきた清掃活動を地域で行うことで、地域の一員としての自覚を深めることができた。

来年度の活動計画

本年度と同様な程度の活動を行うが、今年度の取組の評価・検証から、よりよいものになるように微修正を行う予定。