2019年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

平和, 人権, その他の関連分野

本校では、「I・C・C~自主性・創造性・協同性~」を学校目標とし、ESDを学び、社会貢献、地域との協働を通して育成すべき資質・能力を育む教育と捉え、「よりよい考えや表現を仲間とともに創り出す力」の育成を目標とした。 

 具体的には、教科教育、キャリア教育、平和教育を柱に、①教科教育に係わって、②地域防災に関わる教育、③キャリアに係わる教育、④平和に係わる教育、⑤地域に貢献する活動を行っている。

① 教科教育に係わって 
 全ての教科の授業において、昨年度に引き続き、4人程度の小集団学習を積極的に取り入れ、よりよい考えや表現を求めて学び合う場を保証している。その際に、自分の考えや表現をよりよいものにできるように、教科横断的な視点を具体化・共有化し、どの教員も共通の足場で、継続的な指導を行っている。そして、本校の育成すべき資質・能力である「よりよい考えや表現を仲間と共に創り出す力」を各教科の評価規準に落とし込み、評価と指導の一体化を図っている。

② 地域防災に係わる教育
 1年生では、地域の防災について、市や校区の自治体の取組を中心に学んだ。地域のために働く人の思いに触れ、地域に生きる一員としての自覚を深めることができるようにした。

③キャリアに係わる教育
 2年生では地元の企業様に協力を経て、職業講話や職場見学、職場体験を中心に行った。働く人たちの思いに触れ、自分の生き方を見つめることができるようにした。

④ 平和に係わる教育
 3年生では、広島への学習旅行を核として、戦争と平和について学び、身近な平和を守るために自分にできることを考える学習をしている。元特攻隊員であった地元の方を講師に迎えてお話を伺ったり、一人一人が平和学習を通して学んだことを基に俳句を作ってたりすることで、平和に対する意識を継続的に高めている。

⑤ 地域に貢献する活動
 生徒会が中心となり、全校生徒はもちろん、地域全体を元気にする活動(「ひまわりプロジェクトⅡ」)を企画・実践した。具体的には、ひまわりを本校のアイデンティティーとして、地域に「震災ひまわりの種」を配付して育ててもらったり、ひまわりに係わる作品を募集したりする活動を今年度も行った。また、本校で大切にしてきたあいさつや清掃の活動を地域で行うことで、地域の一員としての自覚を深めている。

来年度の活動計画

本年度同様の活動を継続して行うが、取組の評価・検証から、よりよいものになるように微修正を行う予定。