2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

減災・防災, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は,「かかわり・つながり・だれかのために」を活動テーマとして,ESDを「世界中のみんなの幸せのために 自分にできることを みつめよう はじめよう つづけよう」と全校児童の合い言葉にESDの実践を行ってきている。また,ESDの実践を通して,持続可能な発展に関する価値観,コミュニケーション能力,体系的な思考力の育成を目標としている。以下に3年生以上が取り組んだ活動内容について具体的に述べる。

(1) 6年生 大牟田市の近代化遺産学習(SDG9)

明治日本の近代化に当たって貢献した本市の近代化産業遺産である,宮原坑,三池港,旧長崎税関三池税関支署,及び石炭産業科学館を見学した。そして,その見学内容や各自で調べた,それぞれの施設の歴史や果たした役割,関わりの深い人物等について画用紙にまとめ,グループごとに発表し合う活動を行った。

(2) 5年生 諏訪川の生態系についての学習(SDG15,16)

SDGsの目標や現状について具体的に調べたり,その解決策を話し合ったりした。 また,秋に行ったカヌー体験を通して,諏訪川の生態系や固有種について調べたりした。

(3) 4年生 地域の遺跡・史跡についての学習(SDG17)

「発見!羽山台の宝」と題して,地域の遺跡や史跡,神社などの古くからあるものを調べる学習を行った。最初に羽山遺跡について課題意識をもたせ,招聘した市職員のG.T.から講話を聞いたり質問したりした。次に,学習対象の範囲を広げ,地区公民館や地域ボランティアのG.T.とともに「草木八幡神社」,「御門橋」,「大間神社(大間城跡)」,「金井寺」,「劫月院跡」,「夜泣き石」を見学するフィールドワークを行った。このフィールドワークは,三池山の伝説として地域に伝わる「桜姫伝説」などの言い伝えについても学ぶ機会となった。活動後は,収集した情報を整理して,羽山台校区の宝マップを,タブレットを活用したり画用紙を使用したりして作成した。

(4) 3年生 地域の防災マップづくりの学習(SDG11,13)

大牟田消防署の協力を得て,地域の危険箇所について調べ,模造紙にまとめた。

(5) ボランティアに係わる活動(SDG11)

「特定非営利活動法人さわやか青少年センター」が行っているボランティアパスポートの取組を,地域の方との交流や清掃活動等と関連させて行っている。

来年度の活動計画

地域とつながり,よりよい行動の仕方を考える児童の育成を目指し,主として,生活科及び総合的な学習の時間に取り組んでいく。地域の特色や人材を生かしながら,教材開発や指導計画づくりを進めていく。
1年生「むかしからのあそびをしよう」(福祉)(SDG3)
2年生「おれいの気もちをつたえよう」(福祉)(SDG3)