2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 人権, 健康

本校は、「自主・自律」を学校理念として、SDGsを次世代の人づくりと捉え、SDGsの実践を通して「生きる力」の育成を目標とした。
具体的には、持続可能な開発に関する価値観(人間の尊重、非排他性、環境の尊重等)の育成、コミュニケーション能力やリーダーシップの向上に向け、①環境学習に係わる活動、②人権に係わる活動、③健康・福祉に係わる活動、④国際理解教育に係わる活動を行った。

①環境学習に係わる活動

生徒会が企画運営した学校周辺のボランティア清掃や、登校時に通学路の美化活動を行うクリーン作戦を12月に実施した。また、1学年の総合的な学習の時間では、環境をテーマにして地球環境について調べ学習を行った。

②人権に係わる活動
1学期に全校で人権標語を作成して作品を掲示したほか、2学期に全校で人権作文の取組とともに12月の世界人権デーにあわせて、人権集会を開催し、代表生徒の作文発表などを行った。今年度は、校内放送による人権啓発映画「クリームパン」の視聴と生徒の人権作文の発表を行った。

③健康・福祉に係わる活動
全校生徒を対象に岩槻警察署から講師を招いて薬物乱用防止教室を実施し、薬物乱用の危険性や違法薬物について学んだ。2学年の総合的な学習の時間において、福祉をテーマに、蓮田市社会福祉協議会と連携して車いす体験など実施するとともに、レポートにまとめ、グループで話し合った内容を全体で発表し、共有した。
3学年では、3学期に保健・健康に係る取組として、助産師を講師に招き、生と性の講座として、命の大切さと性の問題について、保健学習を実施した。

④国際理解教育に係わる活動
全校生徒を対象にキャリア教育の一環として、蓮田・白岡地方ユネスコ協会と連携してJICA青年海外協力隊経験者の方を講師に招き、発展途上国での体験談等を通じての海外の生活や文化等について講演をいただき(ふれあい講演会)、生徒は世界のことについて視野を広げ、進路についても考える機会となった。

 

来年度の活動計画

・活動分野については引き続き「環境」「人権・平和」「健康・福祉」「国際理解」を中心に実施していく計画である。

・本校の学校理念として掲げる「自主・自律」をさら一歩前進させるために、今後も生徒主体の活動と体験的な活動を柱として取り組む。また、それらの活動を実施するにあたり、蓮田・白岡地方ユネスコ協会やJICAなどの外部機関との連携を引き続き行っていく。

・ユネスコスクールとしての活動を教育計画に位置付け、特に総合的な学習の時間での取組では、これまで通りに教科横断的な指導計画を立てて指導内容を適切に定め、指導方法の工夫改善をした計画にする。

・校区内ユネスコスクールである蓮田中央小学校と連携し、育成する資質の確認と継続的な指導の実施を行っていく。