2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 人権, 健康

本校は、「自主・自立」を学校理念として、ESDを次世代の人づくりと捉え、ESDの実践を通して「生きる力」の育成を目標とした。具体的には、持続可能な開発に関する価値観(人間の尊重、非排他性、環境の尊重等)の育成、コミュニケーション能力やリーダーシップの向上に向け、①環境学習に係わる活動、②人権に係わる活動、③健康・福祉に係わる活動、④国際理解教育に係わる活動を行った。

① 環境学習に係わる活動

生徒主体の活動として、生徒会が企画運営した学校周辺のボランティア清掃や、登校時に通学路の美化活動を行うクリ  ーン作戦の実施、リサイクル活動の一環としてペットボトルキャップの収集、緑のトラスト募金などの活動を行った。

② 人権に係わる活動

1学期に全校で人権標語を作成して作品を掲示したほか、2学期に全校で人権作文の取組とともに人権学習会を開催し、映画「めぐみ」の視聴や代表生徒の作文発表などを行った。

③ 健康・福祉に係わる活動

全校生徒を対象に警察署から講師を招いて薬物乱用防止教室を実施し、薬物乱用の危険性や違法薬物について学んだ。また、2学年の総合的な学習の時間において、福祉をテーマにして車いすやアイマスクの体験、高齢者疑似体験などを実施し、障害者及び高齢者の状態を体験的に学んだ。さらに、3学年では、3学期に保健・健康に係る取組として学校薬剤師を講師に招き、薬の服用の仕方等について保健学習を実施する予定である。

④ 国際理解教育に係わる活動

全校生徒を対象にキャリア教育の一環として、蓮田・白岡地方ユネスコ協会と連携してJICA青年海外協力隊経験者を講師に招き、発展途上国での体験談等を通じて海外の生活や文化等について理解を深めた。

10月7日(木)にはふれあい講演会を開催しました。今年度も蓮田白岡地方ユネスコ協会にご協力をいただき、国際協力機構(JICA)の青年協力隊としてタンザニアで小学校教員のご経験をされた谷 直紀 様を講師としてお招きしました。講演では「私たちの挑戦」という演題でSDGs(持続可能な開発目標)の17の目標について、私たちが日頃からどのように関われるかや、開発途上国の様子から何が必要なのかなどについて改めて考える貴重な機会となりました。

来年度の活動計画

 

・活動分野については引き続き「環境」「人権・平和」「健康・福祉」「国際理解」を中心に実施していく計画である。

・本校の学校理念として掲げる「自主・自立」をさら一歩前進させるために、今後も生徒主体の活動と体験的な活動を柱として取り組む。また、それらの活動を実施するにあたり、蓮田・白岡地方ユネスコ協会やJICAなどの外部機関との連携を引き続き行っていく。

・ユネスコスクールとしての活動を教育計画に位置付け、特に総合的な学習の時間での取組では、これまで通りに教科横断的な指導計画を立てて指導内容を適切に定め、指導方法の工夫改善をした計画にする。

・校区内ユネスコスクールである蓮田中央小学校と連携し、育成する資質の確認と継続的な指導の実施を行っていく。