2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権, 福祉

本校は,「校訓の精神を,学校教育の全面に生かし,知・徳・体の調和のとれた心豊かでたくましく生きる力をもった生徒の育成」を学校理念として,ESDの実践を通して「地域に見守られ地域で活躍する生徒の育成」を目標とした。

具体的には,一昨年度からの活動を継続する予定だったが,新型コロナウイルスの関係で外部機関との連携をとれない活動も多々あった。ただ,感染症対策を取ったうえで①人権・福祉教育,②キャリア教育,③環境教育を柱に取組を行った。

①人権・福祉教育

【第1学年】「福祉実践教室」

・2学期に「福祉実践教室」を行う予定だったが,新型コロナウイルスの影響で中止となった。

【第2学年】「幼児の生活と家族」

(技術・家庭科)<9月~12月>

・幼児の心身の発達と生活について学び,家族とのかかわりの重要性について考えながら,幼児期の特徴やかかわり方について学んだ。ただ,今年度は保育実習を行うことができなかった。

【全学年】

・11月には名古屋法務局一宮支局の方を講師としてお招きし,人権教育講演会を開催した。生徒が真剣に話を聞く姿がとても印象的で,人権について考える良い機会となった。また,12月には地域の方を招いて,人権教育の一環として,人権に関する本の読み聞かせを各教室で行った。いろいろな本を紹介していただき,人権について真剣に考えるとても有意義な時間となった。

②キャリア教育

【第1学年】「キャリアスクール講演会」(総合的な学習の時間)<12月>

・萩原町にある司法書士事務所,その代表を務める先生にお越しいただき,講演会を設定した。また,1月には身近な人の働く姿や職業について調べ,レポートにまとめながら,将来の自分のことを真剣に考えることができた。

【第2学年】「キャリア教育講演会」(総合的な学習の時間)<10月>

・7月に職場体験を行う予定だったが,新型コロナウイルスの影響で中止となった。ただ,10月にはキャリア週間を設定し,「キャリア教育講演会」や「おやじの仕事を語る会」で講師の方やおやじの会の方から様々な職業の話を聞いた。

③環境教育

【全学年】「資源回収活動」(総合的な学習の時間)<7月,11月>

・地域住民とともに資源回収活動を行う中で,正しく分別することなど資源として出す際の注意事項や,地域の方々との関わりについて学ぶ予定だったが,今年度は,新型コロナウイルスの影響で,職員と地域の保護者のみの活動となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

①人権教育             ②キャリア教育

人権講演会でのお礼の言葉の様子     おやじの会の「仕事を語る会」の様子

来年度の活動計画

総合的な学習の時間の活動

・行事と関連させて,事前の調べ学習や現地調査,事後のまとめ学習や発表を意図的に計画して実践する。

・学年ごとのテーマを掲げ,それを受けて個人テーマを生徒自身が考えて,1年間を通して調べ学習を中心に研究を進める。学期末,学年末に研究のまとめや発表を行う。

1学年「進路」「福祉と自分」

・働く人々の姿や職業について学び,自分の個性について理解を深め,将来の自分についてよりよい方向に向くように考える。

・福祉実践教室,ボランティア活動を通して社会福祉について考える。人権について考える機会を多く持つ。

2学年「環境」「進路」

・野外活動において,「ひるがの」の自然に直接触れ,改めて自然,環境について考える。

・地域の方から学ぶ会,職場体験,職場訪問,上級学校の調べ学習を通して自分の進路について具体的に考える。

3学年「将来の生き方と進路選択」

・修学旅行において,都会や田舎の人々や生活に触れ,生き方について視野を広げる。

・上級学校について学び,進路選択をしていく中で,自分の将来の生き方について考える。