2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

国際理解, 平和, 人権, 減災・防災

 当学園は、「人格を尊重しよう」「平和を心につちかおう」をモットーとして、主に国際交流を通じ、生徒の国際理解、文化理解を育むことを目標とした。具体的には、①長期留学生の受け入れ、②ホームステイ、③ドイツとの交流、④ボランティア部による地域協力、⑤インターナショナル部による八王子国際交流フェスティバルの参加、⑥中学生による畳文化体験等を行った。

① 長期留学生の受け入れ
(1)セネガルよりスポーツ留学生として男子生徒を2名受け入れた。留学生はクラブ活動においてはウィンターカップに出場するなどの活躍をし、学校では一般の授業だけでなく、日本語の授業にも参加し熱心に学習した。2名は高校卒業まで当学園に在学する予定。

(2)AFS日本協会の依頼により、ボリビアより男子生徒1名を交換留学生として受け入れた。留学生は本校生徒と学校生活全般を共にし、沖縄修学旅行にも参加するなど日本語力の向上と日本文化の理解に努めた。

② ホームステイに関わる活動
(1)本校主催でアメリカでの短期語学研修旅行を実施した。対象は高校1・2年生の希望者で、7月下旬から8月中旬までのおよそ3週間アメリカ合衆国のユタ州を訪問。現地で語学研修を受けながら、近郊の家庭でホームステイをして交流を深めた。休日には近隣の観光地を訪れた。

(2)本校主催オーストラリアでの短期語学研修旅行を実施した。
対象は中学3年生の生徒全員。7月下旬から約2週間、オーストラリアのアデレード近郊を訪問。現地の学校との協力により、語学研修を受けながらホームステイをして交流を深めた。

(3)本校と提携のあるニュージーランド、アッシュバートンカレッジでの短期語学留学を実施した。対象は高校2年生の希望者で、期間は7月下旬から10月半ばまでの約3か月間。現地の高校に通って授業を受けながら、ホームステイをした。

③ ドイツヴリーツェン市との交流に関わる活動
ドイツヴリーツェン市で毎年行われる、肥沼信次博士の慰霊祭に向けて、当学園のボランティア部を中心として生徒たちが作製した千羽鶴を寄贈した。肥沼信次博士は第二次世界大戦後のドイツにおいて医療活動に尽力し、現地で病死した八王子市出身の医師である。本校の姉妹校である聖ヨハニタ学園もヴリーツェン市にあるので今後も交流が続いていくことが期待される。

④ ボランティア部による地域協力に関わる活動
(1)手話・点字学習。絵本を点訳して盲学校への寄付を行った。

(2)近隣の医療施設、保育園、重度障害児通所施設、知的障碍者施設へ定期的に訪問し、ボランティア等を行い、交流を深めた。

(3)使用済みコンタクトレンズケースの回収を行い、回収後はアイバンクへ寄付している。

(4)地域の清掃活動を行い、地域協力を行っている。

(5)その他募金活動も広く行っている。(ユニセフ・赤い羽根・あしなが・赤十字等)  

⑤ 八王子国際交流フェスティバル参加に関わる活動

平成30年10月7日実施の八王子国際交流フェスティバルに国際交流団体のひとつとして参加。多数の外国人や国際交流団体との交流を実施した。

⑥ 畳文化体験に関わる活動
八王子市内の畳職人さんの職場を中学1年生が訪問し、畳政策の現場を見学するとともに、生徒たちも畳を使ってコースターを製作した。

⑦ その他

各教科内での授業実践の場でも、国際理解教育を幅広く行っている。

来年度の活動計画

本年度も当学園の、「人格を尊重しよう」「平和を心につちかおう」をモットーとして、主に国際交流を通じ、生徒の国際理解、文化理解を育むことを目標とする。具体的には、①長期留学生の受け入れ、②ホームステイ、③ドイツとの交流、④ボランティア部による地域協力、⑤インターナショナル部による八王子国際交流フェスティバルの参加、⑥中学生による畳文化体験等を行った。

①留学生の受け入れ
本年度もAFSを通じてドイツからの留学生1名を約10か月に渡り本校で受け入れる。
②ホームステイ
(1)中学生オーストラリア研修
中学生オーストラリア研修においては昨年度現地校6校による受け入れであったが、本年度は10校程度に増える予定である。
(2)ニュージーランド短期留学
本年度も引き続き留学生を送り出す。3名の予定である。
(3)アメリカホームステイ
本年度も引き続き実施予定。

③~⑥に関しては本年度も引き続き取り組んでいく予定である。