所在地 | 〒193-0845 東京都八王子市初沢町1335 |
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電話番号 | 042-661-0019 |
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加盟年 | - |
2023年度活動報告
生物多様性, 環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 平和, 人権, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育
八王子市にある高尾山は、東京都で唯一日本遺産に認定されており、「霊気満山(れいきまんざん) 高尾山(たかおさん) ~人々の祈りが紡ぐ桑都物語~」という日本遺産ストーリーをもつ地域です。
本校は、その高尾山を学区域とする地域運営学校として家庭や地域社会と連携・協働しながら「ふるさと高尾 ふるさと浅川 心豊かな浅川の子」を掲げて、開かれた教育課程を実現している。また、それらの学習と同時にESD教育を推進し、全学年全教育課程を通して学びの機会を設け、取り組んでいます。
本校では、高尾山を中心と知る地域学習単元を重視し、6年生では学区域の利点を生かして地域の様々な教育資源や人材を活用して高尾山調査を行い、12月には総まとめとして現地において高尾山の魅力を伝える高尾山ガイドを行っています。
自然と触れる地域学習では、1年生は、近くにある栗山探検を年に4回、季節ごとに行っています。10月24日行われた栗山探検では、子どもたちが「葉の色が変わっていた。」、「色々な草花を見られて嬉しかった。」と、季節の移り変わりを肌で感じていました。拾った松ぼっくりやどんぐりは、生活科の学習「秋のおもちゃづくり」に使っています。
栗山は浅川小学校と小中一貫校である浅川中学校の学校林のある山です。学校林「栗山」は、初沢山の北斜面に位置する1.8ヘクタールの学校林とその周りの林で、昭和29年に初めて植えられて以来、継続的に植樹されている栗の木と多様な広葉樹林に覆われています。今でも「栗山」には開発の手が入らず、高尾の貴重な動植物が残っています。
また、新たな取組として、チャートワークショップを今年度は行いました。
社会課題のグラフをアート作品にする取り組みなのですが、八王子市の緑の量をつくった物の数や高さ、生み出された形などで表現することとなりました。専門家の方が説明やサポートを行いました。
その他、段ボールコンポストや初沢山調査、川調査など、各学年いろいろな活動を行っています。
来年度の活動計画
SDGsについて学びを深め、ESDを推進する地域に根差した学校として、引き続き「持続可能な社会の創り手」の育成を図っていきたい。また、学習指導要領に沿った教育活動の改善と充実を図る。
・1年生は初沢山・栗山調査、2年生は地域探検、3年生は蚕・織物学習、4年生は川・福祉学習、5年生は里山体験・米作り、6年生は高尾山調査を引き続き、地域資源と地域人材を活用して、児童が主体的に取り組んでいく活動を行う。
・本校と小中一貫グループである浅川中学校との連携も強めていきたい。浅川中学校は八王子市でもめずらしい学校林をもち、生徒会とも連携してユニセフ募金やあいさつ運動を行っており、より工夫した活動を考えていきたい。
・社会に開かれた教育課程づくりを一層推進した、地域運営学校としてさらなる充実した教育活動を行い、本校のユネスコスクールの取組についての周知、広報をより計画的に進めていく。