2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等

本校は、「持続可能な発展を目指して、地域の一員として環境の視点から地域を見つめ直し、私たちはどのように生き抜けばよいのか。」というテーマのもとに活動を行った。昨年度と同様に、環境教育をESDの柱とし、地域固有の自然に焦点を当てて活動した。また、地域でのボランティア活動を継続し、生徒が地域とのつながりを実感できる活動を行った。これらの活動を通して、地域を愛し、その発展を真剣に考える人材の育成を目標とした。

1 環境に関する学習(ニホンイシガメに関する活動)
1年生でニホンイシガメについての講演会、2年生で生息している河川の生態系調査、3年生で
生息地にあるため池の調査を行った。各活動においては、愛媛県立とべ動物園、愛媛県総合科学博物館、住鉱テクノリサーチ環境事業部と連携をとって実施した。今年度は、手指消毒を徹底した上で、コロナ禍以前と同様の活動形態をとることができた。3年生の感想の記述からは、地域の自然を守るために何ができるか考え、自分にできることを実践しようする気持ちが育っていることが伺えた。

2 地域貢献・ボランティアに関する学習
6月より、校区独自のボランティア通帳の運用を開始した。運用に際して、地域と小中学校による委員会を設置し、定例会を実施した。定例会では、ボランティア通帳の運用方法の確認や、ボランティア活動について定期的に意見を出し合った。定例会での決定事項や小中学校でのボランティア活動の実践は、学校運営協議会で報告し、地域の方から様々な意見をいただいた。以上のような実践により、地域と学校が密になって、ボランティア活動を実施していく気概が強まった。8~12月にかけて、公民館での清掃活動や、地域行事の準備・運営補助などの様々なボランティア活動を実施した。実践の度に参加生徒数が増加し、12月のボランティアでは全校生徒189名中、100名以上が参加するなど、生徒のボランティア活動に対する意欲が高まった。

来年度の活動計画

1 環境に関する学習(ニホンイシガメに関する活動)
これまでと同様に関連機関と連携を取りながらニホンイシガメの保全活動を実践したい。また、本校の取組や成果を生徒が発信する機会をさらに増やしたい。

2 地域貢献・ボランティアに関する学習
地域でのボランティア活動を継続しつつ、新居浜市、日本、世界へと視野を広げていけるような活動になるように工夫していきたい。ボランティア通帳の運用を継続し、地域貢献を目的としたボランティア活動をさらに活性化させたい。