2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権

 本校は、「国際理解」を活動テーマとして、ESDを持続発展可能な社会への礎と捉え、ESDの実践を通して、未来における国際感覚豊かな人材の育成を目標とした。具体的には、①「環境」②「国際理解」③「人権・平和」を柱に、①環境保全に係わる活動 ②国際理解に係わる全校での研修会 ③人権・平和に関する学習を行った。

① 環境保全に係わる活動

 屋上のソーラーパネルによる太陽光エネルギー、グリーンカーテン、トイレの再利用水使用など、ペットボトルのリサイクル、全校体制で地球環境推進に努めた。

②国際理解に係わる活動

 平成301214日(金)に行われた中学生研修会では、ともだちプロジェクトと題して、世界8カ国(オーストラリア、オーストリア、アメリカ、ケニア、ドミニカ、イスラエル、イラク、カナダ)の人たちと文化交流、国際理解の場を設け文化交流の機会とした。この研修会のはじめには、1年生が社会科の学習内容に関連付けて、事前に8カ国の情報について調べたことについてパワーポイントを用いてプレゼンテーションを行った。それぞれの国の発表では、日本と対比しながら文化紹介し、その後にパネルディスカッションを通して意見の交流も行った。

③ 人権・平和に係わる学習

 英語の教科指導においては、3年生がミャンマーのアウン・サン・スーチー氏による軍事政権からの民主化運動について学習し、平和で民主的な国家形成に向けての運動を学んだ。また、2年生の道徳では、LGBTについての学習を行い、性の多様性について理解を深め、性同一性障害の方々への偏見や差別のない、誰もが幸せに生きる権利を行使できる社会に向けて必要となる人権感覚について学んだ。また、人権尊重教育推進校として、様々な場面で人権感覚を磨く教育活動を行っている。

来年度の活動計画

東京五輪2020を見据えて、より国際理解をテーマとして深化させていく。例えば、オリパラ推進教育をさらに進め、国際交流事業を推進していく。さらに、教科横断的な考えに基づき世界の国々の文化や生活を多角的・多面に捉えるような力を育む。また、今後も一層、家庭、地域にも広報し、ご協力いただくなど、学校としての教育活動をより充実させていく。