2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権

本校は、ESDの学習をすることで、身近なところから自分にできることを考え実践する力の育成を目指した。

具体的には、①環境に関わる活動 ②国際理解に関わる活動 ③平和に関わる学習 ④人権に関わる学習を柱に行った。

①環境に関わる活動

1年生は、ESDとは何かについて学習し、ユニセフが作成したSDGsのリーフレットや動画を活用し、自分の興味に応じて調べ学習を行い、わかったことや自分にできることについてまとめ、行動宣言を作成した。特に、気候変動や水問題などについて取り上げることができた。2年生も同じリーフレットを活用し、3学期に学習を進める予定である。

校外活動としては、児島湖畔環境保全アダプト事業の一環で、生徒会執行部が、清掃活動に参加した。

②国際理解に関わる活動

環境と同じくSDGsのリーフレットや動画を活用し、自分の興味に応じて調べ学習を行い、わかったことや自分にできることについてまとめ、行動宣言を作成した。格差や貧困、食と飢餓などについて取り上げることができた。2年生も同じリーフレットを活用し、3学期に学習を進める予定である。

③平和に関わる学習

1年生は、焼夷弾のレプリカや写真パネル、死亡診断書などの展示物、リーフレットや証言DVDを活用し、岡山空襲について学習した。また、漫画家やなせたかしさんの人生から、戦争の恐ろしさ絶望を乗り越える生き方について考えることができた。

2、3年生は、県外での行事が中止となったが、広島や沖縄について学習したことから、平和についてのメッセージを文と絵で表現した色紙一人一枚ずつ描き、文化発表会で発信することができた。

④人権に関わる学習

全学年において、日本赤十字作成動画「ウイルスの次にやってくるもの」とパワーポイント資料「新型コロナウイルスの3つの顔を知ろう」を活用し、不安や恐怖に振り回されることなく、正しく感染症と向き合う生活について学習した。また、医療従事者への風評被害、感染者やその家族などへの差別をなくすためにどう行動すべきかを学習した。

 

来年度の活動計画

今年度に引き続き、身近なところから課題を発見し、自分にできることに取り組むことを基本に行っていく。

環境分野では、1年生で基礎的な知識を得て2年生で発展させ体験活動を行う。3年生では、毎年行っている児島湖の清掃活動や水質検査を行い、地域にも貢献したい。

国際理解分野では、調べ学習や実際に支援活動を行った方の体験談を聞く講演会を持ち、自分にできることを考えていく機会を設けたい。

平和分野では、広島や沖縄、学年行事での活動と関連させ、3年間を見通した平和学習を行うことで、自分がおかれている現状や課題に気づき、自分にできることを実践できるよう取り組んでいきたい。

人権分野では、生徒の身近なテーマを取り上げ、自分のあるべき姿を模索できるよう取り組んでいきたい。

すべての学びを系統性・計画性を持って行い、生徒一人ひとりの成長や集団の向上につなげていきたい。