2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 平和, 人権

総合的な学習の時間に、①環境に係わる学習、②国際理解・平和に係わる学習を行った。

① 環境に係わる学習

1年生では、ESDとは何かについて学んだ。岡山県環境保全事業団環境学習センター「アスエコ」よる環境学習出前講座を受けたり、ゴミ問題に関するDVDを観たりして、自分の身近なところから問題について知り何か行動できることはないかを考えたりした。

2年生では、英語の授業で世界遺産に登録された小笠原諸島の写真や映像を見ながら小笠原諸島の自然や環境維持のための活動について知った。

3年生では、本校近くの児島湖の歴史や環境についてのDVDを鑑賞し生徒会生徒による児島湖清掃活動のための授業を実施した。その後3年生全員で清掃活動に出かけた。

② 国際理解・平和に係わる学習

1年生では、海外での支援活動をされた方からお話を聞き、アフリカのブルキナファソの子供たちの様子やユニセフでの活動について学習した。3学期には、2年生で行う広島平和研修に向けてDVDやリーフレットを使って原爆の恐ろしさや平和の尊さなどを学習する予定である。

2年生では、広島平和研修で原爆ドームや平和記念公園を訪れ、実際の戦争の傷跡を見てそこで暮らした人々について知ることで戦争の悲惨さや平和の尊さを考えた。被爆体験者の方からお話を伺ったり平和宣言文を作成したりした。

3年生では、沖縄修学旅行で伊江島を訪れ、民泊先の家族の方から戦争の様子を聞いたり実際の戦争の傷跡を見たりすることで戦争の悲惨さや平和の尊さを考えた。学んだことを新聞にまとめて民泊先の家族にお送りした。

2、3年生合同の学習として、岡山ユニセフ協会の方からお話を聞き、十分な 医療を受けられずに5歳にも満たないうちに亡くなる子どもがたくさんいることや学校教育を受けたくても受けられずに生活のために働く子どもがいることを知った。また、地球の気象状況についても知り、環境問題への関心を高めた。

来年度の活動計画

環境分野では、身近に起きている環境問題を知ること、また自分たちがすべきことやできることを考えることを目標にする。1年生でESDに関する基礎的な知識を得て、2・3年生で発信活動を行いたい。本校近くの河川の清掃活動は生徒会や3年生の活動として数年間行ってきており、31年度も実施したい。

 国際理解・平和分野では、いろいろな国があることやそこで暮らしている人々の様子を知り、自分だけでなく周りの人も幸せに生きることを考えさせたい。ALTとの交流の機会も活用していきたい。ユニセフ募金は継続しているので、31年度も実施したい。さらに、各学年の校外学習のタイミングに合わせて、広島・長崎への原爆投下、沖縄戦を学習し、平和の大切さを実感し、平和を維持していくためには世界が協力し助け合わなければならないことに気付かせていきたい。

 3年間を見通した計画を立てたうえで、年間や学期ごとの計画を立て、スモールステップで学習を進めるようにしたい。調べた内容を文化祭で展示発表する予定である。