2018年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康

 本校は、「自主・挑戦・共生」を学校理念として、ESDを学校理念実現のための基礎学習と捉え、ESDの実践を通して課題解決能力やコミュニケーション能力の育成を目標とした。具体的には、「体験をもとにして生徒が意識して取り組む福祉教育、環境教育、人権教育」を柱に、①アルミ缶回収に係わる活動、②各種支援等のボランティア活動に係わる活動、③校区内環境整備に係わる活動、④いじめ防止に係わる活動を行った。

  アルミ缶回収に係る活動
アルミ缶のリサイクルに焦点を当てた環境教育の視点や、回収後の収益金活用に焦点を当てた福祉教育の視点などから、全校生徒参加でアルミ缶回収活動を行っている。生徒は家庭で出たアルミ缶や親戚や近所の人などから頂いたアルミ缶を袋に入れ、登校時に持参する。中には近所のスーパーやコンビニに協力を依頼して集めておいてもらい、一度に何百という数のアルミ缶を持ってくる生徒もいる。このような取組の結果、今年度は全校で15万缶を回収することができた。

  各種支援ボランティアに係る活動
アルミ缶をリサイクル業者に引き取ってもらった収益金の一部を使い、地域の福祉施設へ支援物資を送っている。今年度は福祉施設へ代表の生徒が出向き、入所者と交流をしながら、施設で必要な支援物資を伺った上で贈呈することにした。また、地域のNPOが主催する「藤岡市子どもフェスティバル」に生徒会やいくつかの部活動がボランティアとして参加し、運営補助を行った。その際に古紙やペットボトルキャップも持参し、カンボジア藤岡小学校の設立・運営に寄与した。

  校区内環境整備に係る活動
今年度は年に2回、校区内(校内及び校外の道路や公園等)の清掃活動や除草活動を行った。また、そのうちの1回は、親子環境整備作業として位置づけ、保護者とともに校区内をきれいにし、住みよい街づくりに貢献した。また、校内では「花いっぱい運動」を展開し、園芸委員を中心として、季節に合わせた色とりどりの花を栽培し、生徒のみならず学校に訪れた保護者や地域の方々の目を楽しませた。

  いじめ防止に係る活動
今年度は「伝え合う温かい言葉と思いやりの心」をテーマに人権集中学習を行った。生徒会が中心となり、「東中はぁと宣言」や「人権シンボルマーク」を掲げたり、校区内のユネスコスクールである小学校や地域の諸団体と連携し、「合同あいさつ運動」を実施したり、いじめ防止につながる活動を行った。「合同あいさつ運動」では、本校生徒会伝統の「ガッチュウレンジャー」が小学校に登場し、いじめのない地域の実現を呼びかけた。

来年度の活動計画

 平成30年度の反省・評価をもとに、主な活動については継続していく予定である。
特にボランティア活動に対しては、「ユネスコESDパスポート」の活用をさらに図り、生徒の意識を高めるとともに、意欲化を図っていく。
 また、校区内のユネスコスクール(3小学校)を中心に、地域との連携、交流もさらに推進していく。