2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 持続可能な生産と消費, グローバル・シチズンシップ教育(GCED)

メインの取り組みとして、ここ数年取り組んできた「梅染」を継続した。これは水戸市が誇る文化財である偕楽園の梅の剪定材を利用した草木染の一種である。日本文化遺産の一つに登録される弘道館・偕楽園であるが、残念ながら地元住民にも十分にその歴史的意義や内容が知られているとは言えない。そこで本校は、偕楽園の梅の木が剪定される際の枝を用いて布や和紙を染めてマスクなどの商品開発を研究してきた。こうした枝は従来廃棄されるのみだったが、有効活用して新たな魅力を創造することができると考えている。また、弘道館・偕楽園についての基本的な学習も行っている。実施に際しては地元NPOの水戸ユネスコ協会の指導・協力を頂きながら、必要な薬剤の種類や量などの計量的な研究を進めてきた。
 2年前から関係を強化してきた海外のユネスコスクールとの交流は、コロナ禍などの事情で進んでいない。本報告提出後の1月後半から再開するつもりだが、先方が対応可能かは不明である。
 最後に、今年度の新たな取り組みとして「書き損じハガキキャンペーン」に参加している。現在、校内の回収ボックスで書き損じハガキ等を集めている最中である。プライバシーの関係で集計作業等を生徒にさせられないのが残念である。

来年度の活動計画

引き続き梅染の研究を行い、限定的に商品化を実現したい。同時に、本校の閉校が決まったので、活動内容の精選・縮小を進める必要がある。