2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

生物多様性, 気候変動, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, ジェンダー平等, 食育, 貧困

本校は、国際化社会に対応しうるグローバル人材の育成を目指して、前身の千葉県立松戸東高等学校から、平成6年4月に校名を松戸国際高等学校とし現在に至っている。普通科並びに国際教養科を有し、外国人・帰国生徒等の受け入れも行い、国際交流、国際理解教育等に力を入れている。
ユネスコスクール(ESD)活動が目指す地球規模課題の解決のために、自ら考え行動できる人材の育成はまさに本校の目指すところである。本校では、ESDの成果による力を「松国力」(心情・体軀・智能からなる)と呼び、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通じて、その力の育成を目標とした。

また、本校は千葉県高等学校教育研究会ESD部会の事務局校でもあることから、県内のユネスコスクール及びESDを実践している公・私立高校、特別支援学校とも連携して、千葉大学教育学部のESD事業との共催による、ESDの研修活動を展開している。

5月24日 通学路清掃ボランティア

(約100名の生徒が参加し通学路の清掃活動を行った。)

4月~7月 1年次SDGs総合探求学習

(SDGsについて学び、その成果として各グループの興味関心の高い目標に関してポスターセッションを行った。)

8月23日 千葉県ESD部会 夏季生徒交流会

(本校に加え千葉県立国分高等学校、市原中央高等学校、千葉県立桜が丘特別支援学校、秀明八千代高等学校、千葉黎明高等学校が参加し、各校のESDに関する活動を発表し合い学びを深めた。)

9月10日 文化祭

(ユネスコ係有志展示発表を行った。また、鎌ヶ谷西高校が参加しているUNIQLO服の力プロジェクトに協力した。)

9月14日~16日 日韓教職員交流(7月~10月)による共同授業

(21名の生徒が参加し、文化的多様性について韓国の高校生とグループディスカッションを行い、その成果をまとめてプレゼンテーションを行った。その後もクリスマスカードを送るなど日韓の各高校間での交流は続いている。)

10月24日 松戸市国際文化祭ボランティア参加

(松戸市国際文化祭に参加し、運営補助を行うとともに、国際理解を深めた。)

11月1日  ハロウィン清掃ボランティア

(約50名の生徒が参加しトイレ等の学校施設の清掃を行った。)

11月20日 2021高校生の体験発表会(聖徳大学)参加

(1年次総合の探求での成果や文化祭での取り組みを発表し好評価を得た。)

12月7~9日 パリユネスコ主催のStudent Forum参加

12月20日 インドからの留学生によるプレゼンテーション、歓迎会

(留学生によるインドの学校を始めとする文化的側面を含む発表を聞き、国際理解を深めた。)

【以下予定】

2月11日 麗澤大学高校生プレゼンテーションコンテスト参加
2月23日 松戸市民向けSDGs普及啓発活動「SDGsフォーラム」参加
2月26日 千葉県ESD部会 ESD成果発表会参加(千葉県教育会館)

教職員の参加
11月26日 ESD秋季職員研修
12月4日  まつどミライかいぎ2021

来年度の活動計画

次年度も、これまで学校が行ってきた様々な国際交流・国際理解のプログラムを実施してゆく。また、本校のユネスコスクール加盟の母体となった、「食」を通じた国際理解教育を続けてきたクッキング部の活動や、SDGsを意識して活動を展開しているボランティア部、そして地域貢献活動の中心である生徒会などの活動と、千葉大学ESD事業との連携を軸にして、学校全体にユネスコスクールとしての活動を浸透させていく。

また、今年度発足した年次のユネスコ係の活動や総合の探求での活動の流れを断ち切らず、次年度も継続してユネスコ活動を行っていくとともに、学校全体へとその取り組みを広げていく予定である。

さらに、次年度は昨年度以上に他団体や各種学校との交流の機会を増やし、生徒の資質能力の向上をユネスコスクールの理念に則り図っていきたい。