2022年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 国際理解, 持続可能な生産と消費, 貧困

本校では毎年SDGsへの理解を深めるボランティアを行っています。本年度は、「服のチカラプロジェクト」というボランティアを中心に活動を行いました。活動の様子を紹介します。

◎関連する分野:「持続可能な生産と消費」、「貧困」、「環境」、「国際理解」

【服のチカラプロジェクト】

本校は毎年、ユニクロやGUの企業であるファーストリテイリングと協力して、古服の回収活動を行っています。今年度は、1年生の全生徒を対象に、総合的な探求の時間を使ってユニクロの社員の方々による講演会を行って頂きました。講演では、「難民」とはどんな人たちかということを教えていただいたり、ボランティアで回収した古服の行方を動画で観て感じたことをまとめたりしました。2年生と3年生は、昨年までに授業をすでに受けています。

講演を終えてボランティアの募集をかけたところ、全校で132名の生徒がボランティアへの参加を希望してくれました。参加する生徒も昨年度までよりもかなり多かったので、ボランティアの活動内容を分けて分担しました。

① ポスターの作成…数グループに分けて古服の回収を呼び掛けるポスターを何枚か作成してもらい、作成したポスターは校内に掲示をしたり、協力していただく施設に掲示をしたり、ネット上での呼びかけに画像として使用して頂いたりしました。

 

② 回収BOXを設置…古服の回収は校内だけでなく校外でも行い、複数の施設に回収のご協力をして頂きました。数名の生徒とともに施設へ伺い、ボランティアの手順の説明と、古服を回収するBOXの設置を行いました。

 

③ 校内で放送でのボランティアの告知…校内での古服の回収は、お昼の時間の放送にて告知をしました。

④ 回収BOXを回収…設置をした施設へBOXの回収に伺いました。

⑤ 発送作業…校内や校外で回収した古服を発送する作業を行いました。発送できる服とできない服を分け、サイズや服の種類ごとに分類し、畳んで段ボールに詰めます。段ボールは一度ファーストリテイリングへ送り、その後世界中の難民の子どもたちへ届けられます。

    

    

本年後は昨年以上に多くの生徒が参加し、ボランティアに対する興味や関心も広まったように思えます。また、参加した生徒たちからは、「自分も普段から何かできることはないかと考えるきっかけになった」、「普段関わることのできない人たち(地域の人たちや他学年の先輩や後輩)と関わることができて良かった」、「ボランティアに興味がでてきたので他のボランティアにも参加してみようと思う」などの声が上がりました。

古服を詰めた段ボールは最終的に25箱分集まり、ファーストリテイリングを通じて世界中の難民の子どもたちへ届けられました。

設置にご協力頂いた施設や学校の方々、寄付にご協力頂いた地域の方々、ボランティアに協力してくれた生徒の皆さん、ありがとうございました。

~本年度ご協力頂いた施設や学校~(50音順)

鎌ケ谷市北部公民館、鎌ケ谷市役所、鎌ケ谷市立西部小学校、鎌ケ谷市立第三中学校、松戸市立六実第二小学校

来年度の活動計画

『服のチカラプロジェクト』は、例年行っている本校の柱となる活動であるため、継続して行っていきたいと考えています。本年度に引き続き感染症対策を考慮しつつ、無理のない範囲で各活動を行っていきたいと思います。来年度もご協力を宜しくお願い致します。

千葉県立鎌ヶ谷西高等学校 ユネスコ事務局