2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, ジェンダー平等, 持続可能な生産と消費, 貧困

 

 本校は、「SDGsの考え方への理解を深める」を活動テーマとして、ユネスコスクールが重点的に取り組む3つの分野を通して、持続可能な開発および持続可能なライフスタイルの力の育成を目標とした。

①環境

【SDGsに関する授業】

2年生の英語の授業にて、環境問題に関わる題材を扱った際に、SDGsを学ぶ授業を行った。SDGsではどのような取り組みを行っているか、また、私たちができることは何か、生徒とともにテーマごとに考えた。

②持続可能な生産と消費、貧困

【ユニクロの服のチカラプロジェクト】

本校は毎年ユニクロとGUの企業と協力して、古服の回収活動を行っている。今年度は、1年生と2年生の全生徒を対象に、総合的な活動の時間を使ってユニクロの社員の方々による講演会を行った。講演では、古服を寄付する先の世界各国の難民の子どもたちについてと、SDGsについて学んだ。講演を経て、ボランティアには1年生と2年生合わせて50名ほどの生徒が参加した。回収を呼び掛けるポスターの作成、校内放送での呼びかけ、近隣の施設へ回収BOXの設置やBOXの回収、発送作業まで、全ての作業を生徒が行った。生徒たちの意欲的な参加が見られ、ボランティア活動への関心も高まったようである。

  

【コンタクトレンズのケース回収活動】

コンタクトのアイシティと協力して、コンタクトレンズのケースの回収活動を行った。保健室の前にコンタクトレンズのケース回収BOXを設置しており、校内では、放送やポスターを使って生徒による宣伝活動を行った。昨年に引き続き行った活動であるが、今年度も多くの寄付が集まった。

 

③ジェンダー平等

【LGBT-Qに関する講演会】

It’s me Ichikawa から3名の講師をお招きして、全校生徒に向けてLGBT-Qに関する研修会を行った。性的マイノリティや、個々の考え方や価値観についての理解を深めた。

 

 

今年度も昨年度に引き続き、感染症対策のため幅広い活動ができなかったが、ユニクロの服のチカラボランティアでは、今までボランティアへ参加したことがなかった多くの生徒がボランティア参加への意欲を高めた。

 

来年度の活動計画

 「コンタクトケースの回収活動」、「書き損じはがきの回収活動」などの校内でのボランティア活動は、引き続き行っていきたいと考えている。また、今年度は行うことができなかった学校周辺の道路のごみ拾いを行う「クリーンロード大作戦」の活動を再開したい。

ユニクロの『服のチカラボランティア』は、地域の方々と交流できる貴重な機会であるため、感染症対策を十分に考慮しつつ継続して参加していき、交流の範囲も徐々に広げていきたい。さらに来年度は、ICT機器を活用して、外国の生徒と交流をするボランティア活動も行いたいと考えている。

感染症対策を考慮しつつ、無理のない範囲で各活動を継続して行っていきたい。また、来年度もより多くの生徒がボランティア活動に参加できるような呼びかけを行い、ユネスコのボランティアを通じて成長してほしいと願っている。