2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

世界遺産・地域の文化財等, 福祉

当校の学校教育目標は、「夢と希望に向け、思いやりの心と学ぶ意欲を持ち続ける足守の子どもを育てる」としており、ESDの実践を通して問題の解決や探究活動に主体的、創造的、共同的に取り組む態度を育て、自己の生き方を考えることができるようにすることを目標とした。

具体的には、①足守の町や人に係わる活動、②足守の自然に係わる教育、③地域の偉人に係わる学習を行った。

 

①   足守の町や人に係わる活動

3年生は、足守の町を探索した。近水園、侍屋敷、歴史庭園、藤田千年治邸などの陣屋町足守の歴史的な建物を訪れて足守の歴史にふれ、分かったことを「足守れきし新聞」などと題してまとめた。

5年生は、資料やインターネットで足守の歴史や有名スポットについて調べた。そして侍屋敷、陣屋跡、近水園などを訪れて、管理人さんなどに話を聞き、足守の町の歴史や魅力を再発見することができた。

②    足守の自然に係わる活動

4年生は、足守川の調査を行った。足守川に入り、そこで採取した魚などを水槽で観察した。普段から身近にある足守川について、改めて観察したり調べたりすることで、今まで以上に足守川に親しみを感じ、足守川の豊かな自然に触れることができた。また、アスエコの講師の方から足守川に住んでいる魚の種類や水質について説明を受けた。また、足守川以外の県内の川についてもインターネットや資料を活用して調べた。

③ 地域の偉人に係わる学習

6年生は、緒方洪庵の人物像や功績などを調べ、資料にまとめ、「洪庵祭」において全校児童や緒方洪庵顕彰会の方々の前で発表した。洪庵の「人のために生きる」という生き方に共感し、自己の目標に向かってあきらめないで努力する姿勢を学んだ。

5年生は2月に実施する「利玄祭」に向けて、郷土の先人「木下利玄」の人物像や功績等を調べ、全校児童の前で発表する予定である。

 

 

来年度の活動計画

・1年「むかしあそびをしよう」地域の高齢者から伝統的な遊びについて学び、伝統的なおもちゃを作って遊ぶ。

・2年「どきどきわくわくまちたんけん」公民館や郵便局など、学区にある施設に行き、自分たちの住む町や町のために働く人たちについて知る。

・3年「大好き!足守の町」足守特有の施設や園について自分たちで調べ、実際に行ってみたり、地域の方の話を聞いたりする中で、足守の自慢を見つける。

・4年「守ろう! 足守の自然」足守の自然を探り、現状や今と昔の違いを詳しく知ることにより、これから自分たちができることについて考える。

・5年「再発見!陣屋町足守」足守に住み、足守を支える人々に出会い、関わることで、町並みを保存したり、日本文化を受け継いでいったりする大切さを知る。

6年「足守ゆかりの歴史を探ろう」地域学習の総まとめとして自らの課題をもって学ぶことで、地域の一員としての自覚と誇り、地域への愛着をもつ。