2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

文化多様性, ジェンダー平等, 福祉

本校は、ESDを報恩感謝の心を大事にする教育活動と捉え、ESDの実践を通して心豊かな生徒の育成を目標としています。具体的には、国際理解教育を重視した教育を推進するとともに、郷土文化への理解を深める活動や社会福祉活動に積極的に取り組んでいます。ユネスコスクールとしては、これらの活動を継続・発展させ、生徒一人一人に持続可能な社会の担い手に必要な知識・能力・態度・価値観を身に着けさせることを柱に、①郷土理解②社会貢献に係わる学習を行っています。

今年度は、昨年の龍谷総合学園主催「仏教×SDGs 2019」に参加した経験を踏まえ、SDGsのテーマ5「ジェンダー平等を実現しよう」について学内で交流学習をしました。また、「首里城復興ユネスコ募金」活動を継続し、生徒・教職員の協力を得て、支援金を送らせて頂きました。

なお、2019年12月~2020年11月の活動事例を本校のホームページで「龍谷ニュース」として紹介されたものを次に抜粋記載します。

生徒会・IAC「首里城復興支援金」募金活動 (2019/12/2)
11/29に生徒会とインターアクトクラブ(IAC)の生徒10名が、コーポさっぽろルミネ東光店で、首里城復興支援金の募金活動を行いました。

首里城火災の前日に、本校2学年の生徒約80名が修学旅行で訪れており「沖縄のために何かできることはないか」と生徒会を中心に募金活動を開始しました。報恩感謝の心で学内に寄付を募りました。また今回、コーポさっぽろルミネ東光店様にご協力をいただき、店頭での募金活動を行いました。多くの地域の方々にご協力いただきましたこと感謝申し上げます。

本校はユネスコスクールでもあり、世界文化遺産への啓発・周知も兼ねております。今回の支援金を「首里城復興ユネスコ募金」で協力させていただきます。

生徒会「首里城復興支援募金」贈呈式 (2019/12/27)
日本ユネスコ協会連盟では、火災で焼失した「首里城」の復興支援に向け、募金を呼び掛けています。本校では、旭川市内唯一の「ユネスコスクール」として、学校内外での募金活動を生徒会を中心に行ってきました。

集まった募金101,074円を、12/24に旭川ユネスコ協会を通して「首里城復興ユネスコ募金」に寄付させていただきました。当日は、旭川ユネスコ協会より林朋子会長がお見えになり、生徒会長より募金目録の贈呈が行われました。

道新社会福祉振興基金について (2020/1/31)
本校では、生徒会活動の一環として北海道新聞社社会福祉振興基金への寄付を毎年行っています。今年度も、校内で集めた募金2万円(12月の報恩感謝と生徒会よりの補助)を、道内の福祉向上と恵まれない人たちのために寄付させていただきました。

1/30に本校を代表して生徒会長が北海道新聞旭川支社を訪れ、寄付を渡しました。

IAC「旭川冬まつり」ボランティア (2020/2/19)
2/6~11に第61回旭川冬まつりが開催され、インターアクトクラブ(IAC)のメンバーが今年も高校生ボランティアを行いました。

大雪像のある石狩川旭橋河畔会場では、
・ロングすべり台「ぶんぶんスライダー」
・雪の巨大迷路
・ミニ雪だるま制作コーナー
・ゾーブボール
・チュービングコーナー
などのスノーアクティビティが行われ、すべり台のサポートを行いました。

コロナ禍の中「地域を励ます」活動 (2020/6/11)
コロナ禍の臨時休業中に、陸上競技部と女子バレーボール部が、各々地域を励ます活動を行いました。

陸上競技部は、「KEEP CALM AND CARRY ON」(平静を保ち、普段の生活を続けよう)と記したポスター(A1版)を作成し、部活動で関わりのある事業所などに配布しました。今年は、インターハイが中止になり、その夢が途絶えましたが、これまで応援していただいた恩返しが出来ればという思いと、コロナ禍の中、明るい気持ちになって欲しいとの思いが、作成につながったとのことです。

女子バレーボール部もコロナ禍の中、何か出来る事はないかと、医療従事者への支援としてフェースシールドを作成しました。インターネットで作成方法を勉強し、30個以上を歯科医院や旭川保健所などに提供しました。

IAC「校舎周辺地域のゴミ拾い」実施 (2020/7/10)
7/5にインターアクトクラブ(IAC)が、校舎周辺のゴミ拾いを行いました。

4/26に予定していた、旭川市の春のごみのポイ捨て禁止運動は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止となり参加とはなりませんでしたが、例年5~6月の間に実施している、校舎周辺地域の清掃ボランティア活動を学校生活が落ち着いてきた7月に入り行いました。

メンバー8名が参加し、ゴミ袋4袋ものゴミを収集したそうです。お疲れ様でした。

夏の交通安全啓蒙活動 (2020/7/10)
本校では年4回(春・夏・秋・冬)、校舎前の沿道で行き交うドライバーに交通安全を呼びかける「交通安全啓蒙活動」を生徒会を中心に行っています。

残念ながらコロナ禍の影響で春の活動はなくなりましたが、夏の活動を7/6~10に生徒会のメンバーが行いました。朝、授業が始まる前の15分間の「交通安全旗振り」活動です。他の季節は、部活動のメンバーが行う予定です。

秋の交通安全啓発活動 (2020/9/15)
本校では、交通安全啓発活動を行っています。秋の活動を9/14~18で開始しました。朝8時からの20分間ですが、学校前の沿道を行き交うドライバーに交通安全を訴える旗振り活動です。今回は体育系の部活メンバーが中心です。

秋の全国交通安全運動は、9/21~9/30に実施されます。交通安全について考え、注意していきましょう。

IAC「Trick or Treat Halloween」お手伝い (2020/11/9)
10/31(土)に旭川市民活動センターCoCoDeで、中高生の運営によるTrick or Treat Halloween 2020が開催され、IACのメンバー7名がお手伝いボランティアを行いました。会場の設営や簡易ステージの設置、飾りつけになります。

イベントは、みんなでお話しをしながらゲーム等で交流するワークショップです。イベントへも参加し、学年・学校を超えた交流が出来たようです。

今年度も「首里城復興募金」を行いました (2020/11/9)
9/16,10/23の「報恩感謝の日」を利用して「首里城復興募金」を行いました。昨年度は街頭での募金活動も行いましたが、今年度は校内のみでの活動となりました。昨年に引き続きたくさんの募金が集まり、10/30に振り込みで5万円の募金を沖縄県庁にしました。

今回、沖縄県の琉球放送(RBC)や北海道通信など各種メディアからの取材もあり、昨年見学旅行で沖縄を訪れた生徒会長と、今年訪問予定だった書記長を中心に取材を受けました。

また、琉球放送を観た沖縄県在住の方から感謝のメールをいただきました。今後とも活動を継続していこうと思います。

郷土「アイヌ文化に親しむ日」参加 (2020/11/11)
郷土部が、11/3に旭川市博物館で開催された「アイヌ文化に親しむ日」に参加し、上川アイヌの研究成果の発表と活動展示を行いました。当内容は、高文連全道大会で発表予定でしたが開催が中止、今回の発表は、生徒にとって活動を報告する良い機会となりました。

4つの研究テーマを発表しました。
1) 上川アイヌの生活と植物 ~シナノキの樹皮利用~
2) 上川アイヌの生活と植物 ~サビタの樹皮利用~
3) 近文アイヌ墓地とイアレ=先祖供養
4) アイヌ民族の信仰観 ~ケエ ホムス「魔神祓い」の呪術的行進~

郷土部もコロナ禍の影響で、毎年参加したアイヌ民族の伝統儀式やイベントが自粛され、9月に行われた新しい鮭カムイチェプ(神魚)を迎える儀式「カムイチェプノミ」の参加のみとなっています。

うれしい話としては、2018年に調香家でもある石田慶嗣理事長(慶誠寺住職)が郷土部に提案し製作されたオリジナルの塗るお香(塗香)「くろゆり香」の販売が、今年7月からウポポイの中にある国立アイヌ民族博物館ミュージアムショップで開始されたことです。同お香は、上川アイヌの文化が日本遺産に認定された時に、何か記念になるものを作れないかと製作されたもので、ウポポイの他、慶誠寺・川村カ子トアイヌ記念館・龍谷ミュージアムで取扱いをしています。

道新社会福祉振興基金について (2020/12/25)
本校では、生徒会活動の一環として北海道新聞社社会福祉振興基金への寄付を毎年行っています。今年度も、校内で集めた募金2万円(12月の報恩感謝と生徒会よりの補助)を、道内の福祉向上と恵まれない人たちのために寄付させていただきました。12/23に本校を代表して生徒会長が北海道新聞旭川支社を訪れ、寄付を渡しました。

来年度の活動計画

今年度は新型コロナの影響で国際理解教育等、活動できない分野がありました。来年度は、それらを含めてユネスコスクールとして活動ができれば、と考えています。