2020年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

気候変動, エネルギー, 環境, 文化多様性, 国際理解, 平和, 人権, 福祉, 持続可能な生産と消費, 健康, 食育, 貧困

ESD「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育の推進」

ESDの実践には、①人格の発達や自律心、判断力、責任感などの人間性を育むことに他人との関係性、社会との関係性、自然環境との関係性を認識し、「関わり」「つながり」を尊重できる個人を育むこと、の2つの観点が特に必要と考えられている。

そこで本校では、研究主題を「クリエイティブな青戸の子」とし、副主題を~「笑顔・元気・思いやり」にあふれる学校・社会を持続可能にするために~と設定し、研究を継続している。

目指す児童像を「自ら問題を見出し、自立的・協同的に解決しようとする子供」とし、笑顔・元気・思いやりがあふれる世の中を持続させることができる人を育てることを目指している。

1 授業を通して、課題解決能力を身に付けます。
令和2年度は、算数科を中心に、授業を充実させるための具体的な手立てを検討し「主体的・対話的で深い学び」を展開することを通して、問題解決能力を身に付けさせるとともに、目指す児童像に迫ることができるようにしてきた。

2 総合的な学習を中心に単元配列・指導内容・指導方法の見直しをします。
本校では、単元配列の見直しを学期ごとに行い、ESDカリキュラムの作成をしている。ESDカリキュラムに、各学年で年間を通じて特に意識をするSDGsを記載し、ユネスコスクールとしてのESDの推進とSDGsを意識することができる子供の育成を目指している。また、「SDGsを意識して行動できる人」「SDGsに積極的に働きかけることができる人」の育成を長期的に目指している。SDGsへの児童の意識を高めるために年3回のSDGs集会を実施したり、毎月17日の国民的SDGsの日を「SDGsについて考える日」として設定したりしている。

3 すすんで体を動かし、生涯にわたって豊かに生きていくための体力を身に付けます。
本校では、生涯を通じて運動に親しみ、子供が自らの健康の保持・増進に努めることができるための体力向上活動の推進をしている。児童の体力向上のために学期ごとのパワーアップ取組と一学級一実践を行っている。高めたい運動能力について各学級で話し合い、自ら目標をもって体力を高めるために考えた運動を行うことにしている。また、児童の体力の保持・増進に努めることで、毎年の体力調査の平均値で全学年男女別の96全項目において東京都の平均値を上回ることを目指している。

来年度の活動計画

平成29・30年度は東京都教育委員会「持続可能な社会づくりに向けた教育推進校」および葛飾区教育研究指定校の指定を受け、ESDの研究に取り組んだ。平成31年度からは、SDGsへの意識をより深めることに努めてきた。令和3年度も引き続き、SDGsへの意識を深められるような研究をすすめ教育活動をさらに充実させていく。

①主体的・対話的で深い学びのある授業研究
→授業を通した問題解決力の向上

②総合的な学習の時間を中心に、他教科や特色ある教育活動を組織的かつ横断的に扱うためのカリキュラムマネジメントの活用
→総合的な学習の時間を中心に単元配列・指導内容・指導方法の見直し

③生涯を通じて運動に親しみ、自らの健康の保持・増進に努めることができるための体力向上活動 →自ら体力を向上させようとする児童の育成