所在地 | 〒379-0112 群馬県安中市岩井62番地 |
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電話番号 | 027-382-4325 |
ホームページ | http://www.annaka.ed.jp/taitou/ |
加盟年 | 2022 |
2023年度活動報告
環境, 人権, 福祉
本校では、今年度のユネスコスクール加盟承認を受け、新たに「自分も他者も大切にする児童の育成~現在も未来も世界中のどこに生きる人も~」をESDの目標に、様々な取組に挑戦しています。
【環境教育~総合的な学習の時間・特別活動~】 三年生は、総合的な学習の時間に、ユネスコスクールの活動に協力してくださっている地域団体「『生きものふれあいの里
』推進協議会」が植えたフジバカマの畑に飛来するアサギマダラという蝶へのマーキング体験を行いました。この蝶の渡りは、
地球の気候変動と大きく関わりがあり、マーキングは追跡研究の一方法です。本校では初の試みでしたが、話を聞くだけでなく、実際に飛来した蝶にマーキングをして空へ放つ活動を体験した子供たちは、この蝶への関心や「大切にしたい」という気持ちを大きく高めました。
【多様性と人権を大切にする教育~総合的な学習の時間~】 四年生は、本校の近くにある県立高崎特別支援学校の子供たちと交流することを通して、多様な個性への理解と障害者の人権を守ることの大切さを学んでいます。交流会は互いの学校に招き合って年二回実施されます。コロナ禍の時には、オンラインでの交流会とし、つながりが途切れないよう工夫しました。子供たちは、交流会実施までに障害者の生活や人権について主体的に調べ、どうすれば皆が楽しめる交流会になるのか考えます。「自分だけでない他者も大切にする心」が自然に育っていきます。六年生は、高齢者福祉について学びます。安中市社会福祉協議会から講師を招いての「高齢者疑似体験」や安中市保健福祉部高齢者支援課の保健師さんによる「認知症サポーター講座」で高齢者への理解を深めます。少子高齢化が大きな課題となる未来において、日本社会が誰一人取り残さない持続可能な社会であるために中心となって世の中を支えねばならない世代である現在の小学生にとって、とても意義のある学びです。
【その他】JRC委員会による「エコキャップ・プルタブ回収」、企画委員会による「あいさつ運動」など、協力と理解、交流によって自分も他者も大切にする心を育む活動を日々積み重ねています。また、今年度から学校だよりにも「ユネスコスクール日記」というコーナーを設け、保護者や地域関係者にも本校の取り組みの様子を発信しています。
来年度の活動計画
ユネスコスクール加盟校が本校の特色であるという意識をさらに高めるために次のことに取り組んでいきたいです。
①ユネスコスクール加盟校として、教育課程を見直す。
②「碓東流水池」の保全等、ユネスコスクールとしての取組に、子供たちが主体的に関われるよう、支援する。
③地域の方との連携について、組織作りを行う。