2021年度活動報告

本年度の活動内容

活動分野

環境, 文化多様性, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 国際理解, 人権, 健康, 食育

本校は,1・2年生は生活科の時間,3年生以上は社会科や総合的な学習の時間を主に利用し,ユネスコスクールとしての活動に努めている。毎年,児童の実態に応じて年間指導計画等の見直しを行っており,活動後は,各学年で反省点や改善点を挙げ,次年度に引き継いでいる。

第1学年は,これまで他学年や地域との交流を中心に学習を行ってきた。しかし,本年度は新型コロナウィルスの影響により校外での活動が制限されたため,交流は行われていない。例年であれば,幼稚園の子どもたちとは「きずなタイム」という時間を通して,年間を通して触れ合う機会を多くとってきている。これについても本年度は中止となった。

第2学年は,野菜栽培を通して,食育教育や地域住民とのつながりを大切にしながら活動してきた。例年行ってきた「町探検」(お店探検)は中止となったが,学校の周辺の様子を見て回り,少しではあるが地域の様子を知ることができた。

第3学年では,地域への理解を深めるため,社会科の学習を通して地域産業であるニンジン作りについて学んだ。また,「しょうゆ物知り博士」の出前授業を通して,醤油の生産過程や生産業に携わる方々の思いなどを学ぶことができた。

第4学年では,盲導犬ユーザーのお話を伺うことで,バリアフリーの大切さを学んだ。本年度は社会科の学習と関連させ,県立防災センターの方のお話を聞くことで,地震が起きた時の対応の仕方等についても学んだ。

第5学年は,田植えや稲刈りなどの体験活動を通し,地域の産業や農業についての理解を深めた。また,本校では,地域の川である正法寺川についての学習が伝統的に行われている。例年は4年生の時に行われていたが,本年度からは5年生での学習となった。「正法寺川を守る会」の方々が講師として来校し,正法寺川の歴史や住んでいる生き物などについて説明をしてくれたり,実際にフィールドワークとして現地に足を運んだりした。水質検査を行ったり川に住む鳥や魚などを観察したりしながら,地域が大切にしている自然について学びを深めていった。

第6学年は,藍住町の伝統産業である藍染めを体験し,郷土愛について触れることができた。本年度は日常的に使用できるように藍染めのマスクを作成し,外部講師の方や地域の方などに贈り物として届けることができた。

○第1学年「友だち大好き・学校大好き」(地域学習)
新型コロナウィルス感染拡大防止のため該当する活動はなし

○第2学年 「学校大好き・この町大好き」(地域学習)
・年間を通して様々な野菜を栽培する学習。

○第3学年「大好き藍住町」(地域学習)
・地域への理解を深めるため,地域産業のニンジン作りについて学ぶ。
・「しょうゆ物知り博士」の出前授業を通して,醤油の生産過程や生産業に携わる方々の思いなどを学ぶ。

○第4学年「みんなが住みやすい町づくり」(福祉)
・盲導犬ユーザーとのふれあいを通して,共生社会の在り方について学ぶ。
・県立防災センターの方の話を聞き,災害時の対応について学ぶ。

○第5学年「町の産業白書」(地域学習)
・田植えや稲刈りなどの体験活動を通し,地域の産業や農業についての理解を深める。
・正法寺川の水質検査や生き物の調査などを通して,地域が大切にしている自然や歴史について学ぶ。

○第6学年 「藍の世界へ」(地域文化)
・地域の伝統文化である藍染め体験活動を通して郷土愛を深める。

来年度の活動計画

【来年度の活動計画】

○第1学年 「友だち大好き,学校大好き」(地域学習)
・幼稚園や2年生との交流活動。
・地域のお年寄りとの交流活動,昔あそび。

○第2学年 「学校大好き・この町大好き」(地域学習)
・年間を通して様々な野菜を栽培する学習。
・学校のまわりの探検をし,様々な人たちとふれあう学習。(町探検・お店探検など)

○第3学年「大好き藍住町」(地域学習)
・地域への理解を深めるため,地域産業のニンジン作りについて学ぶ。
・しょうゆ出前授業を通して,生産業に携わる方々の思いを学ぶ。

○第4学年「みんなが住みやすい町づくり」(福祉)
・盲導犬ユーザーとのふれあいを通して,共生社会の在り方について学ぶ。
・県立防災センターの方の話を聞き,災害時の対応について学ぶ。

○第5学年「町の産業白書」(地域学習)
・田植えや稲刈りなどの体験活動を通し,地域の産業や農業についての理解を深める。
・正法寺川の水質検査や生き物の調査などを通して,地域が大切にしている自然や歴史について学ぶ。

○第6学年 「藍の世界へ」(地域文化)「服のチカラプロジェクト」(国際理解・人権問題)
・地域の伝統文化である藍染め体験活動を通して郷土愛を深める。
・服を求めている外国の子どもたちに集めた服を送る活動を通じて,世界の人権課題に視野を向けさせる。