| 所在地 | 〒771-1267 徳島県板野郡藍住町住吉字乾1番地 |
|---|---|
| 電話番号 | 088-692-2315 |
| ホームページ | https://e-school.e-tokushima.or.jp/aizumi/es/aizumikita/html/htdocs/ |
| 加盟年 | 2012 |
2025年度活動報告
生物多様性, 減災・防災, 気候変動, 環境, 世界遺産・無形文化遺産・地域の文化財等, 平和, 人権, 健康, 食育
本校は、1・2年生は生活科、3年生以上は社会科や総合的な学習の時間を中心に、ユネスコスクールとしての活動を進めている。毎年、児童の実態に応じて年間指導計画等の見直しを行っており、活動後は、各学年で反省点や改善点を挙げ、次年度に引き継いでいる。
【第1学年】
第1学年は、主に他学年との交流を中心に学習を行ってきた。本年度も昨年から引き続き、幼稚園の子どもたちといっしょに「きずなタイム」という時間を設けて、年間を通して交流する機会をとってきた。水鉄砲で的当てをして一緒に遊んだり、体験入学に招待したりした。また、2年生と一緒に秋のおもちゃフェスティバルを行うなど、日々の授業や生活の中で、他学年との関わりを大切にしている。本年度は外部から講師を招き、リトミックの出前授業を行っていただいた。リトミックとは音楽に合わせて体を動かし、心身の調和的な発達を促す音楽教育法である。本年度、本校は徳島県小学校体育科教育研究大会の会場校として、1年生は体育科の表現リズム遊びの領域で研究を進めてきた。本校1年生児童にとってはもちろん、私たち教職員にとっても学びを深める良い機会になった。
【第2学年】
第2学年は、野菜の栽培を通して食育を行ったり、地域住民とのつながりを大切にしたりしながら活動をしてきた。自分たちで育てた野菜(ナス・キュウリ・オクラ・枝豆・ミニトマト・ピーマン)の生長を観察し収穫することで、ふだん食べている野菜を自分たちで一から育てる喜びを見いだしていた。校外学習で、図書館等を見学することで、学校の周辺や地域の様子を知ることができた。
【第3学年】
第3学年では、地域への理解を深めるため、社会科や総合的な学習の時間を通して地域産業であるニンジン作りについて学んだ。本年度は板野営農経済センターの方をお呼びし、ニンジンをはじめとする藍住町の野菜作りについて、資料を提示しながら説明していただいた。また、「しょうゆ物知り博士」の出前授業では、醤油の生産過程や生産業に携わる方々の思いなどを学ぶことができた。また、校区探検や消防署の見学などを通して、地域の施設や働く人たちの思いについて学びを深めることができた。
【第4学年】
第4学年では、社会科の学習と関連させ、複数のゲストティーチャーを招いた。防災学習として、防災センターや町役場の総務企画課危機管理室に従事する方のお話を聞くことで、地震や津波が起きた時の対応の仕方について学んだ。具体的には、避難所での生活の様子や、地域の危険箇所についてハザードマップを元に確認した。南海トラフ地震を想定した自然災害に対しての常日頃からの心構えや、対応の仕方などを学ぶことができた。
【第5学年】
第5学年は、稲刈りの活動を通し、地域の産業や農業についての理解を深めた。例年は田植えも行っているが、本年度は天候の都合もあり実施されなかった。また、本校では、地域の川である正法寺川についての学習が伝統的に行われている。「正法寺川を守る会」の方々が講師として来校し、正法寺川の歴史や生き物について説明を聞くために、実際にフィールドワークとして現地に足を運んだ。現地では、水質検査を行ったり川に住む鳥や魚などを観察したりしながら、地域が大切にしている自然について学びを深めていった。
【第6学年】
第6学年は、藍住町の伝統産業である藍染めを体験し、郷土愛を深めることができた。講師の先生をお呼びして指導を受けながら、日常的に使用できるようにタオルを藍染めし、外部講師の方や地域の方などに贈り物として届けることができた。また、狂言のワークショップを行い、迫力のある演技を間近で見ることで、日本の伝統文化や芸能について、学ぶ良い機会となった。三学期には琵琶のワークショップを予定している。
来年度の活動計画
【来年度の活動計画】
○第1学年 「友だち大好き、学校大好き」(健康・地域学習)
・幼稚園や2年生、他学年との交流活動。
・地域のお年寄りとの交流活動、昔あそび。
○第2学年 「学校大好き・この町大好き」(食育・地域学習)
・年間を通して様々な野菜を栽培する学習。
・学校のまわりの探検をし、様々な人たちとふれあう学習。(町探検・お店探検など)
○第3学年「大好き藍住町」(食育・地域学習)
・校区探検を行い自分たちが住んでいる町について理解を深める。
・地域への理解を深めるため、地域産業のニンジン作りについて学ぶ。
・しょうゆ出前授業を通して、生産業に携わる方々の思いを学ぶ。
○第4学年「みんなが住みやすい町づくり」(福祉・減災・防災)
・盲導犬、介助犬、災害救助犬とのふれあいを通して、共生社会の在り方について学ぶ。
・防災センターや町役場危機管理室の方の話を聞き、災害時の対応について学ぶ。
○第5学年「町の産業白書」(地域学習)「正法寺川探検」(環境)
・田植えや稲刈りなどの体験活動を通し、地域の産業や農業についての理解を深める。
・正法寺川の水質検査や生き物の調査などを通して、地域が大切にしている自然や歴史について学ぶ。
○第6学年 「藍の世界へ」(地域伝統文化)「服のチカラプロジェクト」(国際理解・人権問題・平和)
・地域の伝統文化である藍染め体験活動を通して郷土愛を深める。
・世界中に住んでいる服を求めている子どもたちに集めた服を送り、世界の人権課題に視野を向けさせる。
